たんぽぽ舎です。【TMM:No3644】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3644】

2019年5月11日(土)地震原発事故情報−

               5つの情報をお知らせします        

                      転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.東京電力に「3つの誓い」を守らせよう、電力購入止めよう

  −東電に甘く、メディアに強圧の世耕経産相

  経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その115

                   木村雅英(経産省前テントひろば)

★2.福島第一原発事故加害企業東京電力への質問書(5月8日)

   東海第二原発(日本原電)への多額の援助について中止を

   東海第二原発柏崎刈羽原発の「特定重大事故等対処施設」については?

                原子力民間規制委員会・東京

★3.「放射性物質」分布可視化システム開発 ドローン搭載3次元表示…ほか

メルマガ読者からの原発等情報4つ(抜粋)  黒木和也 (宮崎県在住)

★4.K9護岸で抗議&阻止行動、拘束され

   1時間15分という長時間の苦痛を強いられた 5/7辺野古レポート

       千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄))

★5.新聞より3つ

 ◆6知事、再稼働賛否示さず 当事者意識低さ浮き彫り 

東海第二原発アンケート

(5月11日東京新聞朝刊1面より抜粋)

◆ 命かかる判断 国に丸投げ 東海第二再稼働アンケート 

   知事権限は「最後の壁」

     (5月11日東京新聞朝刊28面より抜粋)(上記1面の関連記事)

 ◆福島第一排気筒 20日から解体へ  事故時「ベント」に使用

      (5月10日朝日新聞朝刊1面より表題のみ)

━━━━━━━ 

※明日です。5/12(日)木幡ますみさんのお話と激励会にご参加を!

福島第一原発事故9年目福島の現状−町議として活動4年目で

見えてきたこと−」

 お 話:木幡ますみさん (大熊町町議会議員)

 日時:5月12日(日)13時より17時 

 会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 協力:ウシトラ旅団

 参加費:800円 激励会の費用は実費です。

━━━━━━━ 

※5/30(木)鎌倉孝夫さん講演会にご参加を!

 「朝米首脳会談〈合意ならず〉の背景と今後〜朝鮮半島の平和に向けて」

 お 話:鎌倉孝夫さん(経済学者・埼玉大学名誉教授)

 日時:5月30日(木)19時より21時 

 会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F) 参加費:800円

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.東京電力に「3つの誓い」を守らせよう、電力購入止めよう

 | −東電に甘く、メディアに強圧の世耕経産相

 | 経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき!

 |   その115

 └──── 木村雅英(経産省前テントひろば)

 東京電力の「3つの誓い」をご存知? 私はごく最近に知った。

 東京電力ホールディングズのサイトには今でも次が掲げられている。

 損害賠償の迅速かつ適切な実施のための方策(「3つの誓い」)

http://www.tepco.co.jp/fukushima_hq/compensation/oath/

<被害を受けられた方々に早期に生活再建の第一歩を踏み出していただく

ため、以下の「3つの誓い」を掲げ、各種取り組みを全社挙げて実施して

まいります。

1.最後の一人まで賠償貫徹

2.迅速かつきめ細やかな賠償の徹底

3.和解仲介案の尊重>

 

 東電は誓いの1つでも守っているだろうか? 私が、「東電と共に脱原

発をめざす会」と東電との話し合いに参加させてもらって<東電は「3つ

の誓い」を守っていますか?>と尋ねたところ、東電の原子力センターは

<当社は 「3つの誓い」を常に念頭に取組んでおり、被害を受けられた方

々に寄り添い、個別のご事情を丁寧にお伺いしながら、適切に対応してお

ります。>と回答した。

 東電は一方で、誓い1に反して賠償を打切り、誓い2に反して多くの被

害者から訴えられ多くの裁判で賠償を命じられ、誓い3に反して原子力

害賠償紛争解決センター(ADR)の仲裁和解案を拒否している。

 このような東電を放置し結託して被害者を切り捨てているのが、50%株主

である国・経産省)だ。東電を指導する気はない。

 一方で、世耕経産相はメディアに圧力をかけている。

 5月7日の記者会見でも、共同通信記者が「自動車課の職員が覚醒剤

輸入の疑いで逮捕された」ことを尋ねたところ、世耕経産相はまず次の恫

喝を入れた。

共同通信さんの御質問にお答えする前に、共同通信に対しては、昨年9月、

「事実上、MOX再処理を断念」とされた記事について、重ねて訂正を強く求

めたいと思います。私が会見の場でこうやって申し上げるのも10回目とい

うことになります。>

 

○昨年9月の共同通信配信記事「MOX燃料の再処理断念 

 電力10社、核燃サイクル崩壊」

https://this.kiji.is/408907403083547745)は、本シリーズ「その93」

(2018年9月27日)で述べたように正しい。

 さすが安倍政権の経産大臣、菅官房長官や萩生田議員と同様に、ナチス

のやり口を真似(麻生副総理発言)して、ひとつの記事について10回もメ

ディアに圧力をかけている。

 

 東電に甘くメディアに厳しい経産省を糾弾し続けよう。

 東電から電力を購入している人は直ちに原発電気ではない他電力に切り

替えよう。

┏┓ 

┗■2.福島第一原発事故加害企業東京電力への質問書(5月8日)

 |  東海第二原発(日本原電)への多額の援助について中止を

 |  東海第二原発柏崎刈羽原発の「特定重大事故等対処施設」

 |  については?

 └──── 原子力民間規制委員会・東京

                        2019年5月8日

東京電力ホールディングス株式会社 

代表執行役社長 小早川智明 様

         原子力民間規制委員会・東京  代表 岩田俊雄

 

    福島第一原発事故加害企業東京電力への質問書

 貴社は、東海第二原発(日本原電)の20年稼働延長認可に伴う対策工事

等に多額の援助をする、と報道されています。しかし、この件への問いに

対しては「まだ決定していないので」とのらりくらりの答弁に終始してい

ます。まだ決定していないなら今からでも即刻中止すべきです。

 福島第一原発事故の収束のめどもつかず、先の見通しもままならならず、

 福島の放射線量もまだまだ高いままなのに、被害者への補償は次々と切

り捨てようとする政府と東京電力の対応は許されるものではありません。

貴社は福島の本当の復興に全力を投じるべきです。

 

 4月24日、原子力規制委員会は、原子力発電所に設置が義務付けられて

いる「特定重大事故等対処施設」(テロ対策施設)が規制上の期限に完成

できない場合、原則として運転停止を命じることを決めました。

ちなみに、原子炉がある建物から100メートル以上離して建設。遠隔操作で

原子炉を冷やす設備などを備える。となっています。

〇質問です

1.東海第二原発の対策工事の報道では、この施設についての対策が明記

されていません。

 対策工事について、内容が分かればお知らせください。

 また、この工事が新たに導入される場合、貴社は援助を計画していますか。

2.貴社の柏崎刈羽原発についての対策は、現在どう取り組んでいますか。

 東電行動憲章にある「いかなる差別も行わず」の原則にのっとり、民間

規制委員会への回答拒否を撤回し、質問書への回答を 5月 28 日(水)

までに、Eメールでお聞かせください。

┏┓ 

┗■3.「放射性物質」分布可視化システム開発 ドローン搭載3次元表示…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報4つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.「放射性物質」分布可視化システム開発 ドローン搭載3次元表示

  5/10(金) 13:51配信福島民友新聞

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190510-00010016-minyu-l07

2.坂本龍一アジカン・後藤らが“脱原発”を語る「電気はどこからで

 も作れる」

 5/10(金) 17:10配信J-WAVE NEWS

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190510-00010006-jwave-musi

3.柏崎刈羽原発液状化対策工事を公開 東京電力

 5/10(金) 15:52配信UX新潟テレビ21

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190510-00010002-niigatatvv-l15

4.九経連会長続投 背景に九電の支持 麻生氏の意欲尊重

 5/10(金) 20:41配信毎日新聞

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190510-00000090-mai-bus_all

┏┓ 

┗■4.K9護岸で抗議&阻止行動、拘束され

 |  1時間15分という長時間の苦痛を強いられた

 |       5/7辺野古レポート

 └──── 千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

 5月7日(火) 天候:曇り、時々日がさす。気温高め日中25度Cくらい、

朝から風が強い。大浦湾では6mから8m/秒。

久しぶりで海に出た。5月の連休10日ほど工事は休みであった。何はと

もあれ工事が無いのはいいことだ。

朝一番で抗議船“不屈”に乗りK9護岸に向かった。現場につく10分ほ

ど前からランプウェイ台船が動き出しK9護岸に向かっている。私たちと

の勝負である。

 ランプウェイ台船は接岸する時に50mぐらい手前で一時ストップする。

そして両側に太いロープをつなぎ、それを徐々に巻いて接岸する。その作

業が始まったのと、私たちが到着したのとほぼ同時であった。

 すぐにカヌーに乗り抗議&阻止行動にはいる。フロートを越え台船に迫

るも間にいる海保のGB(ゴムボート)に阻まれ結局作業を遅らすことはで

きなかった。悔しいが抗議の姿勢は十分に示したと思う。このような行動

は無意味ではない。

 その後、拘束され瀬嵩の浜まで送られた。1時間15分という長時間の苦

痛を強いられた。そのため昼も近くなり早めに松田ぬ浜に戻り、辺野古

港の清掃を地元海人(うみんちゅ)とおこなった。

長期休養後の行動としてはちょっと物足りない気もするが、工事の方も

それほどビシビシやってる感じは無い。

連休明けで、始まってすぐですが、私は用事があり10日ほど休みます。

※編集部より:しっかり休んで下さい。

┏┓ 

┗■5.新聞より3つ

 └──── 

◆6知事、再稼働賛否示さず 当事者意識低さ浮き彫り 

東海第二原発アンケート

 日本原子力発電(原電)が再稼働を目指す東海第二原発茨城県東海村)3

について、本紙は茨城を除く関東1都5県の6知事に再稼働の是非をアン

ケートしたところ、賛否を明確に示す知事はいなかった。首都圏は深刻な

事故で被害を受ける危険性があるが、再稼働の判断を国に委ねる回答が複

数あり、当事者意識の低さが浮き彫りとなった。 

 原電は2月、東海第二の再稼働を目指す意向を正式表明。東海第二から

1都5県の距離は東京電力福島第一原発より近く、放射能が漏れる深刻な

事故が起きれば、福島事故を上回る被害が想定される。立地自治体の茨城

県の大井川和彦知事はこれまでに再稼働への賛否を明らかにしていないが、

「判断に当たっては県民の声に耳を傾ける」と説明している。

 だが、原発30キロ圏の住民約94万人の約半分は千葉、埼玉、栃木、群馬

を含む5県に避難する計画のため、影響が及ぶのは茨城県だけではない。

 再稼働の賛否について、3知事が「どちらとも言えない」、残りの3知

事は回答なしだった。(中略)

 小池知事は希望の党代表として臨んだ2017年の衆院選で、30年までの原

発ゼロ達成を掲げた。本紙インタビューにも「できない、と言うよりどう

やって可能にするかを考えたい」と語っていたが、回答にそうした記述は

なかった。(後略)

(5月11日東京新聞朝刊1面より抜粋)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201905/CK2019051102000134.html

 ◆ 命かかる判断 国に丸投げ 東海第二再稼働アンケート 

  知事権限は「最後の壁」

 東海第二原発が再稼働すれば、周辺の自治体も茨城県と変わらないリス

クにさらされる。だが、1都5県の知事に再稼働の是非を聞いた本紙アン

ケートからは、住民の暮らしと命にかかわる判断を国に丸投げする姿勢が

にじんだ。 

 NPO法人原子力資料情報室の伴英幸共同代表は「東海第二で事故が起

きれば、福島事故より大きい影響が出る可能性があるのに、人ごとのよう

な回答ばかりで失望した」と嘆く。東京、千葉、群馬の三知事が国の責任

で判断すべきだとしたことにも、「『原子力は国策』という言い訳が通用

しないのは、福島の被害で明らかだ。そのことへの理解も反省もない」と

批判した。

 再稼働を止める権限があると答えた知事もゼロ。知事の権限を巡っては、

九州電力川内(せんだい)原発の再稼働反対を掲げて2016年7月に初当選

した鹿児島県の三反園訓(みたぞのさとし)知事が、当選後に「私に稼働

させるか、させないかの権限はない」と態度を一変させ、物議を醸した。

 知事に再稼働を止める権限を明文化した法律はないが、国のエネルギー

基本計画では「(再稼働は)立地自治体等関係者の理解と協力を得るよう、

取り組む」と明記している。立地道県と原子力事業者は安全協定も結んで

おり、知事の同意は再稼働に当たっての「最後の壁」となっている。(後略)

    (5月11日東京新聞朝刊28面より抜粋)(上記1面の関連記事)

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201905/CK2019051102000119.html

◆福島第一排気筒 20日から解体へ  事故時「ベント」に使用

      (5月10日朝日新聞朝刊1面より表題のみ)

   https://www.asahi.com/articles/ASM5805MFM57ULBJ00Y.html

────────── 

☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・

 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

 必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)

 及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

「投稿」の送付先はたんぽぽ舎のアドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」です。

なお、お送り頂いた投稿は紙面の制限上掲載できない場合もあります。

ご了解下さい。

────────── 

 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの「メルマ

  ガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

  発信しています。

   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の

  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを

  送ってください。

   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

  間違いの元となりますのでやめて下さい。

  登録できしだい発信致します。

 ・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。

 ・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。

  たんぽぽ舎のメールアドレス: nonukes@tanpoposya.net

 ◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例があり

  ます。

────────── 

たんぽぽ舎は、月曜〜土曜13:00〜20:00オープン、

       日曜・休日はお休みです。

   〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-6-2

              ダイナミックビル5F

       TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797

       新HP http://www.tanpoposya.com/

       郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎

   口座番号 00180-1-403856