たんぽぽ舎です。【TMM:No3598】
7つの情報をお知らせします
転送歓迎
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防ぐ作業と被害者への補償・賠償に専念すること
北海道電力はどう対応するのか?
政府がリードして泊原発3号基救済?
瀬尾英幸(北海道後志・原発ゼロ運動)
★3.創価学会への要請行動参加不発の報告
「東海第二原発」を動かさないで!
ひろせしんじ(ピース・サイクル)
★4.キャンプシュワブ工事ゲート前で国際色豊かな集会と
第3ゲートまでのデモ 3/9辺野古レポート
千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)
★5.《原発事故》8年経っても問題は山積み、
いま明かされる発生直後の「孤立無援ぶり」
電気も応援も断たれた消防士たちの苦闘…ほか
メルマガ読者からの原発等情報5つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★6.メルマガ読者からのイベント案内
(お問い合わせは主催者へ)
◆3/16(土)小児甲状腺エコー検診のお知らせ
★7.新聞より1つ
◆東日本大震災8年
避難者の汚染値 矮小化 放医研、事故直後 甲状腺測定されず
(3月11日東京新聞朝刊3面より抜粋)
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※3/14(木)学習会にご参加を!
新ちょぼゼミ「どうする化学物質の管理:環境ホルモンがもたらす
危険性から考える」
講 師:中下裕子弁護士
日 時:3月14日(木)18時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」
参加費:800円
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※3/18(月)学習会にご参加を!
『除染と国家 21世紀最悪の公共事業』
お 話:日野行介さん(毎日新聞社特別報道グループ)
日 時:3月18日(月)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」
参加費:800円
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┗■1.東京電力は福島第一原発の放射能漏れ、再度の核爆発等を
| 防ぐ作業と被害者への補償・賠償に専念すること
| 3/10東京電力へ申し入れ
2019年3月10日
東京電力ホールディングス株式会社社長 小早川智明 様
共同代表 佐藤英行 野口英一郎 福士敬子 武笠紀子
当連盟は「福島を忘れない!」を合言葉に、日本中の原発が廃炉に
なることをめざして活動を続けています。
日本の国の未来を見据えるならば、8年前の貴社・東京電力福島第一
原発過酷事故を決して忘れてはならない、忘れさせようとする安倍政権の
原子力復活政策を許してはならないのです。
福島現地の自治体議員・市民のみなさんと福島で始めた「福島を忘れ
ない!全国シンポジウム」は、今年で7回目となります。
毎年の福島からの現状報告では、マスメディアの報道が伝えない厳しい
現実に驚くばかりです。
現地見学会では、年月を経て、道路や建物の再建が進む中で、失われた
住民の暮しと人生は二度と戻らないことを恐ろしいまでに実感します。
避難解除が進められている地区でも、鳴り続ける放射能測定器の音に、
放射能が消えていないことも思い知らされます。
原発を擁護する論理として「パリ協定」が使われ、貴社・東京電力は
「原発は環境負荷が少ない」という主張を変えませんが、原発過酷事故を
起こした責任企業として世界的に、歴史的に通用する論理ではない事は、
貴社がよくご存じだと思います。
毎回の申し入れ書に記載しておりますが、
以下の3点を重ねて要求します。
1.福島第一原発の放射能漏れ、再度の核爆発等を防ぐ作業と被害者への
補償・賠償に専念することを要求します。
3.日本原子力発電の東海第二原発再稼働のための債務保証はやめて
ください。
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| 北海道電力はどう対応するのか?
| 政府がリードして泊原発3号基救済?
└──── 瀬尾英幸(北海道後志・原発ゼロ運動)
2月22日の規制委員会の審査会合で、「泊原発構内敷地の地下の断層は
活断層であることが否定できない」とされたが、その席では北電は「持ち
帰って検討します」と答えた。
すると規制委員からは、「持ち帰って何を検討するのですか?」とまで
言われたそうだ。(市民科学者北海道の会長、斉藤海三郎さん談)(斉藤さん
は泊原発30km圏内のニセコ町在住)(事務局長が小野有五名誉教授)
なぜなら、規制委員会はこの前の審査会合で北電に、「提出の資料は
これで全部ですか?」と念を押されているとのこと。
◎背景を探る
いろいろ推測されるが、これは今後の日本の原子力政策の試金石の
意味合いを持つようにも考える。
再稼働推進委員会とまで言われている原子力規制委員会がなぜここまで
断定したか?
北海道唯一の泊原発をどうしてここまでイジメル(?)のか。経過から
言うと、北電にとってはまるで掌返しのようなもの。
1つは9基も再稼働を認め急速に推進政策を進めた矛盾が大きくなって
きたことがあると思う。
さすがに規制委員会内部でも、大きな事故が発生した場合の責任問題へ
の懸念と心配について深刻な討議があったのではないか。
再稼働させた原発のどれもこれも程度の差こそあれ中古品なのだから。
ちょうど何十年も昔、リーマンショック後の深刻な金融不安の波が日本
に押し寄せたとき、日本政府は最も弱い、当時の都市銀行13行最下位の
北海道拓殖銀行(拓銀)をスケープゴートにして、日本資本主義は当面の
危機を乗り越えた。(この破綻のショックのため北海道経済は今に至るも
大きなダメージを受けていると言われている)
◎北海道電力の出方(対処方針)
北電としての対策もさることながら、日本の原子力政策の行方として
どうするか考えた場合、泊原発3号基を採算度外視しても存続、再稼働
させなければならない事情があるのか?私はあると考えた。
最大の事情は「使用済み核燃料」問題にあるだろう。要は、使用済み
核燃料(の相応量)を国内で処分しなければ、これまでの経過と核サイ
クル推進の立場から、核政策としてサマにならないのではないか。北海道
を除外して考えることにはどうしてもならない。(これの詳論は後日)
この方向に北電はすがるより手はないのではないか。
◎政府がリードして泊原発3号基救済?
その理由については概略を前信の私のメルマガでも述べてきたが、どう
にも引き返すことできない段階にきていると自民党Top、経産省の流れ
はきていると思う。
言い方を変えるが、1つは核事業の将来性への期待と幻想、安倍晋三の
政治姿勢に典型的に表れている日本の強大国家への妄想、これらに甘い蜜
に群がる既得権益集団の思惑があろう。
北電が追い込まれた袋小路の窮地、泣きつかれた政府が差し出す救済
メニューは?
◎日本原電の東海第二原発再稼働と重なる光景
以前から、日本の原子力政策の行方の議論として燻っていた、原発事業
を1つに集約する政策。北電から泊原発を切り離し新会社へ、考えられな
いことではない。
泊原発の耐震性の大幅引き上げのためには莫大な資金が求められ、
いくら増資だとか、一部でささやかれている会計処理(北電の場合、
1、2号基の廃炉の会計対策)の法改正よりは、実現困難性は大きいが
十分考えられると思うがどうだろう。
3号基の日本原電への売却か。むしろすんなりいきそうでもある。
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┗■3.創価学会への要請行動参加不発の報告
| 「東海第二原発」を動かさないで!
└──── ひろせしんじ(ピース・サイクル)
◎ なんともトホホな話なのですが…
2月の日曜日に会った友達に3月3日(日)、13:30「創価学会」に要請
行動をするというので、信濃町まで行ったのです。
雨なので自転車はやめて、リヤカーを手で押して、その上に「ぐりと
ぐら工房」のドラム缶を乗せるつもりで出かけた。
13:20には信濃町駅に着いて、ドラム缶を組み立てていたら、声をかけ
られて、「要請行動、どこでやるんでしょうね。」と。その人はすでに
公明党本部にも創価学会にも行ってきたけど、人がいなかったとのこと。
13:30になったので、「行ってみましょうか。」とまず、公明党本部
へ。「いや、創価学会って言ってましたよ。」と言って、創価学会へ。
今、創価学会のHPを見て地図をプリントアウトしたけれど、本部
別館、本部第2別館はあるけれど、本部という建物はないみたい。
僕らが行ったのは、広宣流布大誓堂だったみたい。ということは、
呼びかけ人はどこにいたのだろう?行き違いだったのかな、と今思う。
僕が「行くよ。」って言ったのもただの空手形と思われちゃったのでは
ないかな、と思うと焦る。
駅で一緒になった人は、ツイッターで見たって言ってたかな。「呼びか
け人来てないじゃん。」と僕ら2人は言ってたけれど、行き違いの可能
性の方が大きいね。う〜ん残念。
◎ 僕が創価学会への要請行動に参加しようと思った理由は…
「東海第二原発を動かすな」という多摩26市議会への陳情・請願・
意見書の審査結果を見ると、不採択の時、僅差で負けています(9対11,
8対11, 9対10。もう1つは大負けで10対17です。)。
負けた理由は公明党が自民党と一緒になって反対したからです。勝った
のは、公明党が採択に賛成した時です。(自民党が賛成にまわったのも
1つあります。)
だから、創価学会に、東海第二原発の話を良く聞いてもらって、公明党
議員に働きかけてもらおうと思ったのです。
議論をすれば、話を聞いてもらえれば、必ず「東海第二原発は動かし
ちゃいかん。」という結論になります。話を聞かない、誤魔化す、言い訳
をすることでヤツらは原発を動かそうとしています。
ヤツらは誤魔化し、はぐらかし、それで僕らがあきらめるのを待って
いるのです。あの沖縄でさえ、仲井眞を懐柔できたのだから。あきらめさ
せて押し切ることができると思っているのです。
その逆を僕らはやりましょうよ。
粘り強く、彼らの論理破たんを彼らに突きつけましょう。
という、トホホな、参加したくても参加できなかった報告です。
(ピースサイクルのメーリングリストから了承を得て転載)
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┗■4.キャンプシュワブ工事ゲート前で国際色豊かな集会と
| 第3ゲートまでのデモ
| 3/9辺野古レポート
└──── 千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)
3月9日(土) 天候:曇り、風強く気温も低い。
<海上行動>
今日は朝から風が強く波高2m以上ありカヌーは中止となった。
船で工事を監視することになり辺野古漁港から出たが、漁港から10m位で
反転して戻った。賢明な判断だ。
海での工事はK8護岸の投石、K9護岸の土砂(≒赤土)搬入は無かった
もよう。いずれにしろ工事が無い事は良いことだ。願わくば毎日海が荒れ
て欲しい。
<キャンプシュワブ工事ゲート前>
私たちカヌーメンバーは8時30分ごろゲート前に上がった。参加者は
数十人と少なく心配したが、その後続々と人が集まった。
例えば北海道からの10名、若い大学生のグループ、うるまからバスで
来たグループ、またアメリカからの元陸軍兵士、オランダからの若い女性
と国際的だ。最終的に100人ほどになった。こちらのほうも今日は車両の
搬入は無いとの情報だった。
最初、工事ゲート前で歌やスピーチがあり、その後、第3ゲートまで
デモをした。距離的には約1kmだが、たまにはこのように行進をするのも
悪くない。
第3ゲートで再び集会を開いた。ここは大浦湾が一望できるので、より
現実的に理解ができる。私にマイクが回ってきたので、大浦湾の概要、
カヌーは海で何をやっているのか、安和(あわ)から運ばれる石材(≒赤
土)、輸送船(ガット台船)の大きさ等など話をした。
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┗■5.《原発事故》8年経っても問題は山積み、
| いま明かされる発生直後の「孤立無援ぶり」
| 電気も応援も断たれた消防士たちの苦闘…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報5つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.《原発事故》8年経っても問題は山積み、
いま明かされる発生直後の「孤立無援ぶり」
電気も応援も断たれた消防士たちの苦闘
3/10(日)14:00配信より一部「週刊女性PRIME」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190310-00014617-jprime-soci
3/11(月)9:18配信「愛媛新聞ONLINE」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190311-11004001-ehime-l38
3.青森の核燃料再処理工場の即時廃止を
「なくそう原発・核燃あおもりネットワーク」が700人で集会
3/10(日)16:45配信「共同通信」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190310-00000080-kyodonews-soci
4.除染土使用に反発「安全なら五輪に」福島・常磐道の沿線住民
3/9(土)09:33配信「毎日新聞」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190309-00000010-mai-env
3/10(日)07:51配信「朝日新聞デジタル」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190310-00000012-asahi-int
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┗■6.メルマガ読者からのイベント案内
| (お問い合わせは主催者へ)
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◆3/16(土)小児甲状腺エコー検診のお知らせ
日時:3月16日(土)説明会10:30より11:00 検診11:00より12:30
会場:千葉市民会館3階第6会議室
対象年齢:おおむね7歳から〜中高大生年代
申込み方法:甲状腺検診ちばの会ブログをご覧ください。
(申込用紙をダウンロードし必要事項をご記入の上、メール・
Faxにてお申し込みください)
主催:甲状腺検診ちばの会
問合せ先:070-5439-7432(倉形)
〇受診に当たっては1500円程度のカンパをお願いします。
検診活動経費の一部になります。
避難されている方からはいただきません。
〇当日検診前に医師による最新情報を含めた説明会があります。
○同会場の「フクシマを考えるフォーラム」にて、
午後には河合弘之氏・山田國廣氏の講演会なども行われます。
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┗■7.新聞より1つ
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◆東日本大震災8年
避難者の汚染値 矮小化 放医研、事故直後 甲状腺測定されず
東京電力福島第一原発事故後に福島県が避難指示区域の住民らに実施
した汚染検査を巡り、放射線医学総合研究所(放医研)が2011年3月、事故
前の想定より検査結果の意味を大幅に矮小化する文書を作り、現地の検査
担当者らに周知していたことが分かった。
汚染がひどい避難者に想定されていた甲状腺の内部被ばく測定が行われ
ない結果を招いていた。(後略)
(3月11日東京新聞朝刊3面より抜粋)
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