たんぽぽ舎です。【TMM:No3578】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3578】

2019年2月16日(土)地震原発事故情報−

               6つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.原発産業は存亡の岐路を迎えつつある

   経産省が役割を果たせていないことこそ

   中西(経団連会長)の悩みの種だった

   『消えた原発輸出 1』「民間に限界 万策尽きる」

   日本経済新聞記事の紹介      柳田 真(たんぽぽ舎)

★2.N4護岸工事現場は究極の環境破壊

  カヌー他の没収…海上保安庁の「悪質な行為」

  2/15辺野古レポート

        千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

★3.安倍首相は「韓国は約束を破ってばかりいる」

   「全ては解決済み」と言うけれど…

   いずれの問題も日本の植民地支配に由来する

  竹島への韓国議員上陸問題  「その1」(5回の連載)

               渡辺マリ (たんぽぽ舎ボランティア)

★4.泊原発停止7年、緩む現場 北海道電力への不信広がる…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★5.メルマガ読者からのイベント案内

          (お問い合わせは主催者へ)

  ◆3/10(日)「東京大空襲を語り継ぐつどい」

   東京大空襲・戦災資料センター開館17周年

   講演:中島京子さん (作家、『小さいおうち』で直木賞受賞)

★6.配信より1つ

  ◆日本原電、8市町と協定締結

   東海第二原発再稼働の意見権限を拡大

               (2月15日18:41「共同通信」より)

━━━━━━━ 

※2月24日(日)たんぽぽ舎第31回「総会」+「記念講演」と懇親交流会

日 時:2月24日(日)12:30開場

 第1部 第31回「総会」13時より14時45分

 第2部 「記念講演」15時より17時

   講師:村上達也氏 (茨城県東海村前村長)

      『東海第二原発は危険!20年延長・再稼働は異常

       原発固執する日本はとても危ない』

   講師:内田雅敏氏 (弁護士)

      『3・1独立運動を建国の礎とする

       韓国とどう向き合うか』

第3部 懇親交流会 17:15より

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

         (総会も含め、会員以外の方も歓迎です)

━━━━━━━ 

※2/28(木)学習会にご参加を!

 慰安婦問題植村裁判「真実を捏造したのは歴史修正主義者たちだった。

 私は理不尽なバッシングに負けなかった」

 被告西岡力と櫻井よし子の

 2014年朝日新聞バッシングのウソが証明された

 講 師:植村 隆さん (「週刊金曜日」発行人)

 日 時:2月28日(木)19時より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

━━━━━━━ 

脱原発川柳【原発ノー活断層も火の山も】 乱 鬼龍(転載歓迎)

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.原発産業は存亡の岐路を迎えつつある

 |  経産省が役割を果たせていないことこそ

 |  中西(経団連会長)の悩みの種だった

 |  『消えた原発輸出 1』「民間に限界 万策尽きる」

 |  日本経済新聞記事の紹介

 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎)

 日本経済新聞が、このところずっと原発記事でよみごたえがある。

 かつて「原発賛成」の日本経済新聞として有名だった会社の新聞である。

 読者は「東京新聞」より多い。

 その日本経済新聞の2月14日の見出しも関心をそそる。

 大見出しは、『消えた原発輸出 1』「民間に限界 万策尽きる」

 「ルポ迫真」…だ。

 記事の中味はさらにふみこんだ内容だ。全体で1840文字位のかこみ

記事だが、その中の2つの部分を紹介(約660文字ほど)する。

 日立製作所は1月、英国で進めてきた原子力発電所の新設計画を凍結する

と発表した。「もう限界だ」。会長の中西宏明(72)が昨年12月の段階で

吐露した苦渋が行き着いた結論だった。日本が国策に掲げる原発輸出の案件

が事実上ゼロになった瞬間だ。

 2018年11月19日。中西は東京・霞が関経済産業省を訪れ、経産相の世耕

弘成(56)に切り出した。「このままでは事業を続けられません」。世耕は

「もう少しがんばってください」と応じたと関係者は明かす。

 日立の計画は英中部アングルシー島原発2基を稼働させるものだ。総額

3兆円の事業費のうち3千億円は日本企業の出資でまかなう方針だったが、

難航していた。

 世耕の言葉に中西は複雑な思いを抱いたはずだ。日立と日英政府が

結んだ覚え書きには「日本企業の出資者は日本政府が責任を持って集め

る」とある。

 経産省が役割を果たせていないことこそが、中西の悩みの種だった。

 (中略)

 日立だけでない。東芝の英国事業や三菱重工業のトルコ事業。日本の官民

が挑んだ海外計画は軒並み頓挫した。このままでは国内原発の再稼働や

廃炉に必要な技術や人材の維持も危ぶまれる。

 IHI横浜工場。原子炉圧力容器や格納容器の製造が主力だった建屋内に

いま横たわるのは、トンネルの掘進機だ。ピーク時に約600億円あった

原子力関係の売上高は半減した。工場長の丸山隆行(53)は「従業員のモチ

ベーションをどう維持するのか悩む」と話す。

 原発産業は存亡の岐路を迎えつつある。

 国を挙げての原発輸出はなぜつまずき、どこへ向かうのか。企業や政府

の現場を追った。…

     (2月14日、日本経済新聞『消えた原発輸出 1』

     「民間に限界 万策尽きる」「ルポ迫真」より抜粋)

┏┓ 

┗■2.N4護岸工事現場は究極の環境破壊

 | カヌー他の没収…海上保安庁の「悪質な行為」

 | 2/15辺野古レポート

 └──── 千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

 2月15日(金) 天候:曇り、朝から海上では風強く7から8m/秒、波と

ウネリがあり1から1.5m、これくらい波があるとカヌーを漕ぐのは大変

だ!(個人的にはこれぐらいの波は悪くはないが)

<N4護岸工事現場>

 朝はクレーンで“汚濁防止膜”を設置していた。と聞くとこれを設置する

と投下した土砂から汚濁の拡散を防ぐようにイメージすると思うがあまり

効果があるとは思えない。単なるイメージ操作と言える。

<抗議/阻止行動>

チームは午前中、2度オイルフェンスを越えて抗議/阻止行動をおこ

なった。1度目は空振り、2度目は1人が現場に到達した。工事は20分以上

ストップした。その際、カヌーを引き離され、持っていたカヌーのロープも

引き離された。

 近くのGB(ゴムボート)の艇長が「カヌーを放棄した」との宣言をし、

結局カヌー、パドル、靴(片方)を没収される。

 えっ?!こんな理屈がなりたつのか、1人の男性に海保の若者数人がか

りで寄ってたかって押さえつけカヌーからムリムリ引き離されれば誰でも

握っていたカヌーから手を離す。

 こんなことが誰も見てない沖縄の海の上では普通に行われる。

 このような話を聞いてもにわかに信じることができないでしょう。

 その後、私たちの船の責任者が、海保の責任者に連絡したが結局「放置

カヌー」ということになってしまった。

*放置カヌーとみなされるとカヌーは米軍に引き渡される。こちらの責任

者が米軍と交渉し数日から数週間かかり返してもらえることは可能である

が、私はあえて「悪質な行為」と言っておく。

 これは私たちを拘束しGBに乗せて1時間30分以上も時間をかけて浜

まで戻すのと同じ悪質な行為である。これらは単なるイジメと言うより

組織的なリンチ(私刑)ではないだろうか?

┏┓ 

┗■3.安倍首相は「韓国は約束を破ってばかりいる」

 |  「全ては解決済み」と言うけれど…

 |  いずれの問題も日本の植民地支配に由来する

 | 竹島への韓国議員上陸問題  「その1」(5回の連載)

 └──── 渡辺マリ (たんぽぽ舎ボランティア)

1.2018年10月22日 竹島(独島)への韓国議員上陸問題

・1904年、アシカ漁を独占的に行うため、島を朝鮮領土と信じていた漁師

が日本政府から朝鮮政府に全面的に借りられるよう依頼してもらおうと

農商務省を訪れた。

 農商務省は「島の所属が分からず」、海軍省に問い合わせた。肝付水路

部長は「島の所属は未定である。しかし距離を測ると日本の方が10哩(マ

イル)も近い。その上、日本人漁師が島を利用しているのだから、日本領に

編入して然るべきだ」

・1905年、「今より」竹島編入閣議決定。「旭日旗」を掲げた軍艦

「橋立」を竹島に向かわせ海軍人夫を上陸させて仮設望楼を建設。

→なぜか?折からの日露戦争に勝利するためで、「アシカ漁のため」で

はない。

 そして朝鮮は日本帝国主義保護国となり、5年後の1910年に併合され

てしまう。

⇒朝鮮から奪い取った島=竹島編入は植民地支配の第一歩

・韓国では、独島(日本名・竹島)は日本軍が朝鮮半島から最初に奪い取った

地として広く知られている。

島根県が独島の島根県編入100周年の2005年2月22日を「竹島の日

とする条例案を県議会に上程するに及んで、韓国側の対日批判が一挙に

噴き出した。

 日本大使館などへのデモが頻発し、一部には焼身による抗議行動さえ

あった。(新・韓国現代史 著:文京沫247頁より)

・「竹島問題」は日本にとっては単なる「領有権問題」だが、韓国にとって

は民族の尊厳が絡む「歴史問題」。

・これに対し日本側は:「わが国の立場に照らし、到底受け入れられず

極めて遺憾だ」

☆文大統領は2018年3月1日の記念式典で「竹島」問題を朝鮮半島略奪の

歴史として取り上げた。

 (註:竹島とは島根県編入と同時に、日本が勝手につけた名前。韓国では

独島という)

 (註:3月1日の記念式典=3・1抗日独立運動)

 1919年、朝鮮半島で日本の植民地支配に抵抗して起きた最大の独立運動

が起きた日。今年はその100周年記念が南北共同で開催される。

                     「その2」に続く

※関連の報告会と学習会のご案内

◆3/4(月)緊急報告第2弾〜2月27日−28日の

 ハノイ第2回「朝米首脳会談」

 メディアが伝えない「本当の」最新取材報告

 お 話:浅野健一さん(「人権と報道・連絡会」世話人

     [シンガポールに続きハノイで朝米首脳会談取材予定]

 日 時:3月4日(月)19:00〜21:00

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

◆3/12(火)学習会

 朝鮮半島の平和の動きと日本の責任〜日本による植民地支配に抵抗した

 「三・一独立運動」は私たちに何を問いかけるか〜

 お 話:鄭 栄桓(チョン・ヨンファン)さん

  (立命館大学コリア研究センター専任研究員)

 日 時:3月12日(火)19:00〜21:00

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

┏┓ 

┗■4.泊原発停止7年、緩む現場 北海道電力への不信広がる…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.泊原発停止7年、緩む現場 北海道電力への不信広がる

  「道民のだれもが気にする凍結防止すらできない電力事業者に

  原発の管理は任せられない」脱原発市民団体「Shut泊」共同代表

  2/15(金)11:05配信「北海道新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190215-00010001-doshin-hok

2.「被曝に関するウソあり」早野龍五東大名誉教授論文を

  高エネルギー加速器研究機構の物理学者、黒川眞一名誉教授が指摘

  2/15(金)11:04配信「女性自身」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190215-00010006-jisin-soci

┏┓ 

┗■5.メルマガ読者からのイベント案内

 |         (お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆3/10(日)「東京大空襲を語り継ぐつどい」

  東京大空襲・戦災資料センター開館17周年

講 演:中島京子さん (作家、『小さいおうち』で直木賞受賞)

  あいさつ:早乙女勝元(東京大空襲・戦災資料センター館長)

       ピアノ演奏他

  日 時:3月10日(日)13:20開会

  会 場:江東区文化センターホール

          (東京メトロ東西線東陽町」下車5分)

主 催:東京大空襲を語り継ぐ実行委員会

  連絡先:東京大空襲・戦災資料センター

      TEL 03-5857-5631

  参加費:500円(高校生以下無料)

  チラシはこちらを

http://www.tokyo-sensai.net/info/info_images/2019/2019tsudoi.pdf

┏┓ 

┗■6.配信より1つ

 └──── 

 ◆日本原電、8市町と協定締結

  東海第二原発再稼働の意見権限を拡大

 日本原子力発電東海第二原発茨城県東海村)の再稼働を巡り、30キロ

圏内の自治体のうち事前同意権を持つ6市村以外の常陸大宮市大洗町

など8市町が15日、再稼働や施設の新増設などの安全対策に意見すること

ができる権限を盛り込んだ新たな協定を原電と締結した。

 意見の権限は水戸市東海村など6市村のみが持っていたが、原発周辺

の15市町村は原電に対し、同様の権限を残る9市町に広げることと、事故

時の連絡対象の拡大を原電に申し入れており、昨年8月に合意した。

30キロ圏外の小美玉市は協定の対象外だが、同等の権限を確約した。

    (2月15日18:41「共同通信」より)

────────── 

☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・

 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

 必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)

 及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

「投稿」の送付先はたんぽぽ舎のアドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」です。

なお、お送り頂いた投稿は紙面の制限上掲載できない場合もあります。

ご了解下さい。

────────── 

 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの「メルマ

  ガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

  発信しています。

   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の

  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを

  送ってください。

   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

  間違いの元となりますのでやめて下さい。

  登録できしだい発信致します。

 ・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。

 ・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。

  たんぽぽ舎のメールアドレス: nonukes@tanpoposya.net

 ◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例があり

  ます。

────────── 

たんぽぽ舎は、月曜〜土曜13:00〜20:00オープン、

       日曜・休日はお休みです。

   〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-6-2

              ダイナミックビル5F

       TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797

       新HP http://www.tanpoposya.com/

       郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎

   口座番号 00180-1-403856