たんぽぽ舎です。【TMM:No3573】
5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.関電の老朽原発再稼働 半年から9カ月遅れると発表
原発は、経済的にも破綻している
木原壯林(若狭の原発を考える会)
★2.書評
「除染と国家 21世紀最悪の公共事業」日野行介著(集英社新書)
政府の内部文書をもとに官僚、学者を直撃取材、
福島第一原発事故・除染のウソを暴く!
地震の亀裂から為政者の暗部が現れた 「その1」
冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
事前了解を許さない!
★4.女川原発2号機「再稼働の是非問う」県民投票の実現へ
約11万人分の署名簿を提出し直接請求…ほか
メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★5.新聞より1つ
◆ もんじゅ模擬燃料の一部使用せず 作業効率化へ全体の3分の1超
(2月6日福井新聞 7時10分配信)
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※2/13(水)学習会にご参加を! 新ちょぼゼミ
「徹底検証(2)日欧EPAとメガFTA〜水道事業を外資に
売り渡していいのか」
講 師:内田聖子さん(アジア太平洋資料センター事務局長)
日時:2月13日(水)18時より21時
会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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※2月24日(日)たんぽぽ舎第31回「総会」+「記念講演」と懇親交流会
日 時:2月24日(日)12:30開場
第1部 第31回「総会」
第2部 「記念講演」15時より17時
『東海第二原発は危険!20年延長・再稼働は異常
講師:内田雅敏氏 (弁護士) 『3・1独立運動を建国の礎とする
韓国とどう向き合うか』
第3部 懇親交流会
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
(総会も含め、会員以外の方も歓迎です)
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┗■1.関電の老朽原発再稼働 半年から9カ月遅れると発表
| 原発は、経済的にも破綻している
└──── 木原壯林(若狭の原発を考える会)
関電は、今年9月から来年にかけての老朽原発再稼働を画策してきましたが、
2月4日、この計画は半年から9カ月遅れると発表しました。一昨年のクレー
ン倒壊事故による安全対策工事の遅れや使用済み燃料プールの耐震化工事
の長期化が理由です。この延期によって、1080憶円の減収になると報道さ
れています。
この老朽原発再稼動の延期は、見方によっては、粘り強い反原発運動の
成果ともいえます。
今、圧倒的な脱原発、反原発の民意と、それに後押しされた大衆運動の
展開のために、膨大な費用をかけて安全対策を施さなければ、原発を稼働
させることができなくなり、安全対策費がとくに膨大な老朽原発は廃炉に
追いこまれています。そのため、福島原発事故当時、国内に54基あった稼
働可能な原発は、33基にまで減少しています。
脱原発、反原発の大衆運動は、国内だけでなく世界にも拡がり、世界的
にも安全対策費を高騰させ、最近では、三菱がトルコでの原発建設を断念
し、日立がイギリスでの原発建設計画を凍結するに至っています。
安倍政権は、海外での原発建設を「インフラ輸出の柱」として推進して
きましたが、その妄想の全てが頓挫したことになります。原発は、経済的
にも破綻しているのです。このことは、大西経団連会長の新年からの右往
左往の発言にも象徴的に表れています。
まともに工事計画を立てる能力もなく、トラブル続きの関電に老朽原発
を安全に運転できるはずがありません。さらに、脱原発・反原発の行動を
強化して、老朽原発の稼働を阻止しなければなりません。
老朽原発の再稼動の延期で、手綱を緩めることなく、さらに追撃し、原
発全廃を勝ち取りましょう!
40年超え運転を阻止すれば、美浜町からは即時、高浜町からは6年後に、
おおい町からは14年後に、原発がゼロになります。すなわち、2033年には
若狭の原発を全廃できます。
「原発うごかすな実行委員会@関西・福井」は、3月24日に原発現地の高
浜町で、老朽原発全廃を目指す「現地全国集会」を、また、5月19日には
「関電包囲全国集会」を大阪で開催します。これらの集会は、今までとは
格段に大きな規模で開催したいと考えています。
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┗■2. 書評
| 「除染と国家 21世紀最悪の公共事業」日野行介著(集英社新書)
| 政府の内部文書をもとに官僚、学者を直撃取材、
| 福島第一原発事故・除染のウソを暴く!
| 地震の亀裂から為政者の暗部が現れた 「その1」
└──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
目 次
序 章 除染幻想−壊れた国家の信用と民主主義の基盤
第一章 被災者に転嫁される責任―汚染土はいつまで仮置きなのか
第二章 「除染先進地」伊達市の欺瞞
第三章 底なしの無責任−汚染土再利用(1)
第四章 議事録から消えた発言−汚染土再利用(2)
第五章 誰のため、何のための除染だったのか
第六章 指定廃棄物の行方
あとがき 原発事故が壊したもの
◎ 東日本大震災による、福島第一原子力発電所の過酷事故によって、福
島県の大部分と東北・関東地方の一部地域は、住民が避難しなければ健康
を維持できない状態になりました。
それまでの法律体系で追加被ばく線量年間1ミリシーベルトを上回ると
見られる地域です。
しかし政府はすかさず「緊急時」であることを理由に年間20ミリシーベ
ルト以上の地域を避難すべきとする国策(超法規的政策)を決めて有無を
言わさず実行しました。
それは、被ばく軽減の手段として根本的な対策である避難を最小限にす
るために、除染をするから避難は必要ないという政策でした。
◎ 地表の土をはぐ土木作業を中心とする「除染」を国に先駆けて手がけ
たのが伊達市でした。
主導したのは、後に除染の功績が評価されて、原子力規制委員会の初代
委員長に就く田中俊一氏でした。田中氏を中心とする「専門家」集団は事
故直後まず飯館村に入って、民家の除染実験に着手しましたが、思ったほ
ど効果が現れず、伊達市に転戦したそうです。
「除染先進地」として知られる福島県北部の伊達市では、多くの市民が
自主避難をしない、むしろ自主避難ができないという事情のもとで除染期待しま
した。
特措法(放射性物質汚染対策特別措置法)に基づけば、年間1ミリシー
ベルトの基準値を上回る土地が除染の対象となる。
環境省は年1ミリシーベルトを空間線量率に換算した値が毎時0.23マイ
クロシーベルトに当ると決めたので、福島県内の多くの市町村は毎時0.23
マイクロシーベルトを超える宅地を前面除染している。
しかし伊達市は独自の解釈に基づく除染計画を策定した。
A地区(特定避難勧奨地点など年20ミリシーベルトを超える地区)とB
地区(年間5ミリシーベルト超)およびC地区(年間1ミリシーベルト超)
の3エリアに分け、A地区から優先的に除染していくとした。
市全体の70%を占めるC地区は2013年後半に行なわれたが、表土を除去
したのは地表から1cmで毎時3マイクロシーベルトを超える「ホットス
ポット」(雨どいの下)だけで、他の市町村と違って表土の全面除去はし
なかった。
◇3/18(月)学習会にご参加を!
「除染と国家 21世紀最悪の公共事業」
お 話:日野行介 (毎日新聞社特別報道グループ)さん
日 時:3月18日(月)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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| 事前了解を許さない!
└──── 玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会
九州電力が玄海原発の使用済み核燃料の「乾式貯蔵施設」建設と貯蔵プ
ール「リラッキング」工事を国に申請したことについて、佐賀県知事と玄
海町長に事前了解をしないよう求め、また、九電社長には撤回を求めて、
2月4日、佐賀・福岡・大分の13団体で要請を行ってきました。
「搬出先」としている青森県六ケ所村の再処理工場はいまだ完成してお
らず、玄海の乾式施設で貯蔵した後で搬出できる保証はありません。
このままでは、猛毒の「核のごみ」が玄海の地に永久にとどめおかれる
ことになりかねません。
先の見通しがまったくないもとで、稼働を推進・容認してきた無責任な
三者に対して、稼働中止を求めました。
要請質問書・くわしい行動報告はコチラ
https://saga-genkai.jimdo.com/2019/02/05/a/
メールニュース 2019年2月6日発行(2019年第2号)より抜粋)
☆「リラッキング」:使用済み燃料の貯蔵能力を増強するために、使用
済み燃料プール内で核燃料を貯蔵するラックの間隔を狭くして収納密度を
高めること。
(デジタル大辞泉より)
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┗■4.女川原発2号機「再稼働の是非問う」県民投票の実現へ
| 約11万人分の署名簿を提出し直接請求…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.女川原発2号機「再稼働の是非問う」県民投票の実現へ
約11万人分の署名簿を提出し直接請求
2/8(金) 19:30配信 仙台放送
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190208-00000006-oxv-l04
2/8(金) 6:05配信 女性自身
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190208-00010001-jisin-soci
3.第1原発・全作業員「廃炉」アンケート...雇用や健康の影響不安
2/8(金) 10:51配信 福島民友新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190208-00010005-minyu-l07
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┗■5.新聞より1つ
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◆ もんじゅ模擬燃料の一部使用せず 作業効率化へ全体の3分の1超
高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の廃炉作業を巡り日本原子力
研究開発機構が、炉心から燃料を取り出した後、代わりに装荷する模擬燃
料のうち全体の3分の1超に相当する124体分を、作業効率化のため装荷し
ない方針を固めたことが2月5日分かった。模擬燃料装荷を一部にとどめ
ることで、2022年末までの燃料取り出し完了の確実性を高める。
この方針を含む燃料取り出し工程の見直しについて、8日に開かれる原
子力規制委員会のもんじゅ廃止措置監視チーム会合で報告する。 (中略)
規制委が18年3月に認可した廃止措置計画は、47年度までの30年間。22
年末までを第1段階とし、炉心と炉外燃料貯蔵槽にある計530体の燃料を
水プールに移す。昨年末までに100体を終える予定だったが、トラブルが
相次いで計画通りに進まなかった。このため原子力規制委員会は22年末
までの工程を精査するよう求めている。 (中略)
取り出し作業開始から警報が鳴った回数は延べ約200回に及んだことも
報告。このうち取り出し工程に大きな影響を与えた、燃料のつかみ具に
冷却材ナトリウムが付着することによる開閉異常警報への対策も盛り込
んだ。こまめに爪を動かしたり、配管を加温して乾かしたりしてナトリ
ウムが固まるのを防ぐ。
規制委は炉心と水プールの中間地点にある炉外燃料貯蔵槽を経由せず、
直接燃料を取り出せないかも検討を求めていたが、「工程短縮効果は小
さく、メリットは少ないと考えられる」と結論づけた。ただ規制委は説
明が不十分として、根拠の明確化を求めている。
(2月6日福井新聞 7時10分配信)
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/791272
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