たんぽぽ舎です。【TMM:No3500】
7つの情報をお知らせします
転送歓迎
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福島第一原発事故による放射能放出量のヨウ素131/セシウム137比率を
これまでの「10」から「30」に引き上げたことは重要な意味
渡辺悦司(市民と科学者の内部被曝問題研究会)
★2.東海第二原発から保安規定の認可前でも運転延長認可OK
何が何でも正常に稼働していない原発を
「例外中の例外」運転延長する規制委
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.憲法は権力を縛るもので最高権力者の首相が
改憲の方向性を示すのは矛盾だ
安倍1強政治に黄信号がともり始めている−
柳田 真(たんぽぽ舎)
★4.朝鮮高校だけを無償化から適用除外する不当性
「ふざけるな!許さないぞ!負けないぞ!」の声があがった
10/30「高校無償化裁判」東京控訴審判決
城田純生 (東京朝鮮高校生「無償化」裁判支援サポーター)
★5.東電原発公判 旧経営陣の責任感疑う
いったい、だれが安全責任を担っていたのか…
メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★6.メルマガ読者からのイベント案内
(お問い合わせは主催者へ)
◆11/25(日)第4回天木塾
「米軍の沖縄支配と日米地位協定」
場所:立川市女性総合センター
★7.TVより1つ
◆<原発避難の女子生徒にいじめ 母親に「もう限界」>
2018/11/2(金)05:56「テレビ朝日」(動画)
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※11/5(月)「沖縄と基地」学習会 第3弾にご参加を!
『沖縄と今後の闘い−本土からの辺野古埋立土砂搬出をめぐって』
講 師:毛利孝雄さん(辺野古土砂搬出反対!首都圏グループ、
沖縄大学地域研究所特別研究員)
日 時:11月5日(月)19時〜21時(18時30分受付開始)
場 所:「スペースたんぽぽ」(JR水道橋駅西口下車5分)
主 催:たんぽぽ舎
参加費:800円(学生400円)
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※11/7(水)2つの抗議行動にご参加を!
1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!
日本原電本店抗議行動
日時:11月7日(水)17:00より17:45
場所:日本原電本店前(都営新宿線「小川町」駅B6出口より2分)
共催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549
とめよう!東海第二原発首都圏連絡会
2.「第62回東電本店合同抗議」東電は福島第一原発事故の責任をとれ!
日 時:11月7日(水)18:30より19:30
場 所:東京電力本店前
呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947
「たんぽぽ舎」 03-3238-9035
賛 同:東電株主代表訴訟ほか131団体
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| 福島第一原発事故による放射能放出量のヨウ素131/セシウム137比率を
| これまでの「10」から「30」に引き上げたことは重要な意味
└──── 渡辺悦司(市民と科学者の内部被曝問題研究会)
NHKが10月28日に放送した「サイエンスゼロ」の番組「シリーズ原発事故
(19)“被ばく量”解明への挑戦」は、政府系の報道機関としてのNHKの限界や
それによる歪曲を考慮に入れても、非常に重要な内容を含んでいると考えます。
皆さま、ぜひ、11月3日の再放送をご覧になり、あるいは録画されて、十分に
検討することが必要だと感じます。
1)福島第一原発事故による放射能放出量のヨウ素131/セシウム137比率を、こ
れまでからの「10」から「30」に引き上げたことは、重要な意味をもちます。
私たちは、かねてより、この比率について、東電が事故原発において実測した
数値に基づく「50」を採るべきと主張してきました(添付※、放出量ヨウ素131補
論)。
森口氏らのグループ(『原発事故環境汚染』東大出版会を刊行した)において、
この方向性が確認されたという点は、一歩前進と思います。
NHKは触れていませんが、この比率見直しにより、福島事故とチェルノブイ
リ事故のヨウ素131放出量は、包括的核実験禁止条約機構の世界的観測網のデータ
に基づいたストール(ノルウェー気象研究所)らの推計で計算して、ほとんど変
わらなくなります。
政府が引用する国連科学委員会UNSCEARのチェルノブイリの放出量推計
は、最大値なので、ストールCs137では、53.1ペタベクレルPBq(PBqは10の15乗
Bq)という最大値をとりましょう。これが最も確度が高いと考えられます。
すなわち、福島が1593PBq、対するチェルノブイリが1760PBqで(いずれも推計
の最大値)、福島はチェルノブイリの91%です。
福島事故でのヨウ素131放出量は、政府の放出量推計(Cs137で15PBq、これは中
央値です)をとっても、26%(450PBq)となり、桁違いに小さい(7%や9%)
ということには決してなりません。
「放出量が小さいから放射線関連の甲状腺がんではない」ということは、言え
ないか、言いにくくなるでしょう。
2)これに対応して、甲状腺被曝量も、いままでの推計値のおよそ3倍となりま
す。
NHK番組では、双葉での1歳児の甲状腺被曝量がいままでの推計160mSvから
458mSvに、南相馬が同じく19mSvから44mSvに引き上げられたと伝えていました。
このレベルは、山田国廣氏が推計した初期被曝量とほぼ一致します(添付の補
論4をご参照ください)。
私見では、これは、政府・行政側のモニタリングポストの表示値がおよそ半分
にしか表示されていないという事情(以下の内部被曝問題研究会のサイトにある
矢ヶ崎克馬氏の論文を参照ください)を考慮しますと、この2倍にしなければな
らないと考えられます(これも添付※をご参照ください)。
つまり、福島の多くの地点で政府が影響が「ある」という100mSvの被曝量を超
えていた可能性が高いのです。
3)NHKの同番組は、森口祐一氏らの「原発事故により放出された大気中微粒
子等の暴露評価とリスク評価のための学際的研究」(2018年10月24日)に基づい
ていると言っています。
映っている文書のナンバリングからみて、おそらく以下のものではないかと思
われます。
http://www.erca.go.jp/suishinhi/seika/pdf/seika_1_h30/5-1501_2.pdf
ただ同文書の日付は今年5月となっており、詳細は不明です。
4)同番組のもう一つの重要な指摘は、アメリカ国立がん研究所が、100mSv以下
の被曝量でも子どもに甲状腺がんのリスクが高まることを認めたという事実です。
番組で引用されていた「Thyroid Cancer Following Childhood Low-Dose
Radiation Exposure」、以下のサイトでダウンロードできます。
https://academic.oup.com/jcem/article/102/7/2575/3063794
これらの論点は番組の内容の一部だけですが、非常に重要なものでしょう。
5)もちろん、同番組は、ここまで言いながら、
(1)現に発生している子どもの甲状腺がんが、被曝起因あるいは被曝関連であ
るという肝心の問題に触れない、
(2)かなり汚染されていることが明らかになったヨウ素129(半減期1500万年)
自体による長期の内部被曝の危険性に触れない、
(3)さらに上記の前向きの指摘についても「今後さらに検討して行かなければ
ならない」という逃げも打つなど、不徹底で、不誠実で、動揺的な側面が多々あ
ります。
しかし全体としては、これらの限界や歪曲を批判しながら、基本的には、重要
な理論上の前進として、被曝の危険性を訴えていく上での材料の一つとして大い
に利用していくのがよいかと思います。ご検討ください。
《事故情報編集部》より
「添付※」は、このメールマガジンではついていません。
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┗■2.東海第二原発から保安規定の認可前でも運転延長認可OK
| 何が何でも正常に稼働していない原発を
| 「例外中の例外」運転延長する規制委
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
2018年10月25日の東海第二の再稼働を問う院内ヒアリング集会で原子力規制庁
から思わぬ回答が出た。保安規定は未だに一回も審査していない、保安規定の認
可前でも運転延長の認可が可能だ、と。
でも、適当性審査は設置変更許可−工事計画認可−保安規定認可で一体ではな
いの?
高浜1,2号と美浜3号の運転延長認可は保安規定認可と同日だったではない
か?
さすがに、原子力規制委員会は再稼働推進委員会、原子力ムラの強い味方だ。
皆さん、40年乗った自動車(それも3.11で被災して7年半乗っていない車)
を修理して乗りますか?それも時速100km/時(基準地震動270ガル)で造った
ものを400km/時(1009ガル)に4倍近くも上げて、これから3年間も修理して、
でっかいガレージ(防潮堤)まで造って、乗りますか?
「例外中の例外」の運転延長は、現実に今非常に順調に稼働していてこのまま
廃炉にするのはあまりにももったいないという時にするものでしょう。
当初の稼働予定期間(30年)を過ぎ、被災し、7年半以上も止まっている原発
の運転延長なんて認めてはいけない。
原子力規制庁担当が教えてくれた保安規定パスの根拠は、内規「実用発電用原
子炉の運転の期間の延長の審査基準」。
http://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/kettei/02/02_01
_jitsuyoro_shinsa_naiki.html
合計5ページの内規の重要な部分は次。
<実用発電用原子炉の運転の期間の延長の審査における基準を明確にする観点か
ら、当該審査に当たって確認すべき事項を次のとおり定める。
1.運転期間延長認可の時点において、…工事の計画がすべて同条の規定に基づ
く認可等の手続きにより確定していること。
2.…原子炉その他の設備の劣化の状況に関する技術的な評価の結果、延長しよ
うとする期間において、…対象となる機器・構造物が下表に掲げる要求事項に適
合すること、又は同評価の結果、要求事項に適合しない場合には…延長しようと
する期間における原子炉その他の設備についての保守管理に関する方針の実施を
考慮した上で、延長しようとする期間において、要求事項に適合すること。>
2.で「保守管理」は考慮されてはいるが、保安規定が認可されていなくても
運転延長を認可できると言うのが原子力規制委員会の解釈。
面白いことに、電気事業連合会のHPにも、設置許可−工事計画−保安規定の
適合性審査セットの次に運転延長の説明があり、「この制度では、延長期間の運
転にともなう劣化を考慮した上で、定められた技術基準に適合し、延長期間中維
持することを求めており、原子力規制委員会によって適合性が判断されます。」
とあり、図を見ると3点セットが合格しないと運転延長が無理の様に読める。
https://www.fepc.or.jp/nuclear/safety/kisei/shinsa/index.html
原子力規制委員会が東海第二の運転延長を認める為に、一層緩やかに過ぎ合理性
を欠く規制をして、原子力ムラに寄与しているのだ。
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┗■3.憲法は権力を縛るもので最高権力者の首相が
| 改憲の方向性を示すのは矛盾だ
| 安倍1強政治に黄信号がともり始めている−
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
11月2日(金)の毎日新聞長官で「船田氏、改憲議論に懸念」という小さい囲み
記事が掲載された。自民党の現職国会議員であり、自民党憲法改正推進本部の顧
問の発言でもある。小さい扱いのニュース記事だが、イミするものは小さくない
と思う。要点を紹介します。
船田元氏は、福岡市であった毎日・世論フォーラムで講演した。安倍晋三首相
が目指す憲法改正について「憲法は権力を縛るもので、最高権力者の首相が改憲
の方向性を示すのは矛盾だ」と指摘。「改憲論議が強行的になる可能性がある」
と今後の進め方に懸念を示した。
船田元氏は、衆議院定数を6増する法をめぐり、衆議院本会議で採決を棄権し
たことに言及。「後から誰もついてこず、失望した。自民党内の民主主義が形が
い化しており、執行部にものを言えない状況だ」と批判。官僚人事への政治介入
が森友・加計学園問題に見られる官僚の質の低下につながっているとも指摘し、
「安倍1強政治に黄信号がともり始めている」と訴えた。(西嶋正法記者)
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┗■4.朝鮮高校だけを無償化から適用除外する不当性
| 「ふざけるな!許さないぞ!負けないぞ!」の声があがった
| 10/30「高校無償化裁判」東京控訴審判決
└──── 城田純生 (東京朝鮮高校生「無償化」裁判支援サポーター)
◎ 10月30日、今日は「高校無償化裁判」東京控訴審判決日である。東京朝鮮中
高級学校の生徒たちが国を訴えた裁判である。
先月の9月27日には大阪高裁が同じ「高校無償化裁判」で画期的な地裁判決を
ひっくり返し不当な判決を出したばかりである。油断はならない。
2時頃に裁判所の前に到着する。「裁判を支援する会」の人が街宣車のマイク
を使って丁寧に訴える。朝鮮高校だけを無償化から適用除外する不当性を理路整
然と丁寧に訴える。「無償化裁判に必ず勝利するぞ!」とシュプレヒコールも続
く。
傍聴整理券を受け取って玄関外の行列に並ぶが、配布締切が3時半、すぐに抽選
結果は発表され、外れたことが分かった。後で分かったことだが、傍聴希望者は
889人だったそうだ。
門の外に出て、路上で判決を待つ。正門前は、当該の高校生やオモニや支援す
る会の人たち、それにマスコミ各社が駆け付け身動きが取れないほどの人だかり
である。女子高校生は黒いチマチョゴリを身につけじっと判決を待つ。
◎ 4時直後に男女2人の弁護士が建物の中から小走りに現れ、垂れ幕を持って
門の外に出てきた。広げられた垂れ幕には「不当判決」「朝鮮学校差別を司法が
追認」とあった。すぐに「ふざけるな!許さないぞ!負けないぞ!」の声があが
った。
傍聴から戻った「『高校無償化』から朝鮮学校排除に反対する連絡会」の共同
代表・長谷川和男さんがマイクで訴える「本当に悔しい。司法の良心が踏みにじ
られた。子どもがこれまで受けてきた不当な人権侵害・差別を裁判長が本当に考
えるならば、このような判決を下すことは絶対に許すことはできない!子どもの
教育権を何だとおもっているのか。日本の司法は良心があると言えるのか?私た
ちは絶対に不当判決には負けない。最高裁で勝ち抜くまで闘い続けることを宣言
する。」
◎ その後、高裁前の歩道では不当判決を糾弾するシュプレヒコールが響き渡っ
た。その後、王子駅前の北トピアに場所を移して報告集会が開かれた。
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┗■5.東電原発公判 旧経営陣の責任感疑う
| いったい、だれが安全責任を担っていたのか…
| メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.東電原発公判 旧経営陣の責任感疑う
いったい、だれが安全責任を担っていたのか
11/1(木)13:08配信「京都新聞社説」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181101-00000023-kyt-l26
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┗■6.メルマガ読者からのイベント案内
| (お問い合わせは主催者へ)
└────
◆11/25(日)第4回天木塾
「米軍の沖縄支配と日米地位協定」
講 演:前泊博盛氏(沖縄国際大学大学院教授、ジャーナリスト)
日 時:11月25日(日)13時30分より(13時15分開場)
場 所:立川市女性総合センター5階第2学習室 立川市曙町2-36-2
立川駅より徒歩7分、伊勢丹右側の歩行者デッキを北へ道なりに進み、
パレスホテルを過ぎたところで、デッキを東(右)に折れ、
最初の建物が女性総合センター
参加費:無料
連絡先:天木塾
田巻(090-9106-8118、makoto-tamaki@eva.hi-ho.ne.jp)
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┗■7.TVより1つ
└────
◆<原発避難の女子生徒にいじめ 母親に「もう限界」>
2018/11/2(金)05:56「テレビ朝日」(動画)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000139897.html
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故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
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