たんぽぽ舎です。【TMM:No3475】
4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.九州電力、「太陽光ストップ」に乗りだすか−社長の記者会見
“原発ありき経営”鮮明
電力需給バランスというなら大規模発電の原発を休止してもいいはず
杉原 洋(反原発・かごしまネット)
★2.米兵を父に持ち母子家庭に育った沖縄戦後史そのものを
体現する玉城デニー知事の誕生
知事選最終盤の沖縄を訪ねて
玉城デニーさんを知事に押し上げた沖縄の民意に
今度は本土の私たちが応える番だ
毛利孝雄 (沖縄大学地域研究所特別研究員)
★3.<原発事故集団訴訟>夢見た帰還、厳しい現実 「原発は罪作りだ」
「孤独や不安に耐えて生活」原告訴え…ほか
メルマガ読者からの原発等情報4つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★4.新聞より3つ
(9月29日東京新聞朝刊5面「発言」より)
◆横須賀に原子力空母10年「母港化反対」デモ 市民団体など訴え
(10月3日東京新聞「神奈川版」より)
◆大分地裁仮処分認めず 県民の不安、解消せず
(9月29日大分合同新聞朝刊より抜粋)
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※10/11(木)学習会にご参加を! 新ちょぼゼミ17回
「日本のダムと河川行政:この旧態依然をどうする?」
講 師:嶋津暉之さん(八ッ場あしたの会運営委員)
日 時:10月11日(木)18時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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※10/14(日)学習会にご参加を!
「沖縄米軍新基地・辺野古の軟弱地盤」を指摘
お 話:北上田毅さん(土木情報分析専門家)
日 時:10月14日(日)18時より20時30分
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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※10/15(月)学習会にご参加を!
「今なお残る植民地主義〜国連人種差別撤廃委の勧告と日本社会〜」
お 話:田中 宏さん(一橋大学名誉教授−日本アジア関係史)
日 時:10月15日(月)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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・冗 句【「全員野球」トウシュが最低だ−安倍内閣】
2つとも 乱 鬼龍(転載歓迎)
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┗■1.九州電力、「太陽光ストップ」に乗りだすか−社長の記者会見
| “原発ありき経営”鮮明
| 電力需給バランスというなら大規模発電の原発を休止してもいいはず
└──── 杉原 洋(反原発・かごしまネット)
◎ 九州電力が今秋にも、九電の送電網を使っている太陽光発電事業者に「一時
的な発電ストップ」を求める可能性が出てきている。池辺和弘社長が8月30日の
記者会見で明らかにした。
「出力制御」と呼ばれるこの措置は、種子島、壱岐など離島で行われたことが
あるが、広域で本格的に実施されれば、全国初となる。
九州電力の言い分は「電気の需要を超えて供給が増えると、電気の周波数が変
動して大規模停電になりかねない。それを避けるために協力を」というものだ。
日照条件が良い九州では太陽光発電が急増しており、接続可能量817万kWに対し
803万kWが接続済み(7月末現在)だ。
供給過剰を避けるため、九州電力の火力発電の休止や、太陽光電気を揚水発電
所の水のくみ上げに使うなどの工夫をしているが、冷房需要の落ち込む秋には、
それでは限界がある。だから「太陽光ストップ」というのだ。
◎ もっともらしく聞こえるが、この言い分には落とし穴がある。九電は4基の
原発を動かしている、ということだ(川内1・2号は2015年、玄海3・4号は今
年稼働)。
電力需給バランスを考えるというなら、大規模発電の原発を休止してもいいは
ずだ。だが供給力抑制の対象外になっている。
原発は、出力調整が困難というだけでなく、「ランニングコストが安く財務が
改善する」(池辺社長)という理由が大きいだろう。財務改善に役立つ原発は温
存、再生エネルギーは調整用という経営姿勢は��原発ありき?そのものだ。
だが、会社経営に有利ということで考えてもらっては困る。原発は人類の負の
遺産だ。人類が、また地球環境が持続可能であるために、何を選択するのかが問
われている。
◎ 再生エネルギーの出力制御問題は、九州電力だけの問題ではない。
原発に依存しない・再生エネルギーを軸にした日本のエネルギー構造をどう構
築するか、社会全体で真剣な論議が必要だ。
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┗■2.米兵を父に持ち母子家庭に育った沖縄戦後史そのものを
| 体現する玉城デニー知事の誕生
| 知事選最終盤の沖縄を訪ねて
| 玉城デニーさんを知事に押し上げた沖縄の民意に
| 今度は本土の私たちが応える番だ
└──── 毛利孝雄 (沖縄大学地域研究所特別研究員)
◎ 知事選最終盤の沖縄に向かった。東京でやれることをやろうと思いつつ、日
が経つにつれ胸のワサワサを抑えきれなくなった。呼び寄せられるようにして向
かった沖縄、そのようにして全国から駆けつけた人たちが、市民選対に集まって
いた。
9月27日夕方、国道58号線の久茂地交差点一帯はグリーンとオレンジのデニー
カラーで埋まり、通行する車輌にアピール。
手振りやクラクションで応えてくれる人、乗降用のマイクで「はい、頑張っ
て!」の声は路線バスの運転手さん。それは6年前、オスプレイ反対闘争で経験
した既視感のある光景だった。
台風準備の買い物でスーパーを訪れる人に、支持を訴える。県外からの人たち
とわかっているはずだけど、「台風だからね。もうデニーさんに入れてきたよ」
などの声がかかる。
移動のために乗った5台のタクシー、運転手さん全員から「デニーさんね」と
返事返ってきた。
◎ 本土側でも、県知事選応援の街宣やスタンディングの取り組みが、全国に広
がったことは沖縄で知った。友人と2人で駅頭に立ったと千葉の友人からもメー
ルが届いた。本土の変化と広がりは4年前にはなかったことだと思う。
20年を超えて1日も欠かさず続く辺野古ゲート前や海上での現地行動。それを
支えてきた沖縄各地の島ぐるみ会議等の民衆運動。
そして翁長知事の4年間は、辺野古を可視化し地域や国を超えた連帯を広げ、
新たに生み出してもいったのだ。
軽々に語ることは許されないが、米兵を父に持ち母子家庭に育った沖縄戦後史
そのものを体現する玉城デニー知事の誕生は、翁長雄志知事の4年間とともに沖
縄現代史を画するものとして刻まれることになるだろう。
◎ それにしても思うのは、ときにウチナーグチを交えた故翁長雄志さんの「言
葉」の圧倒的存在感だ。
「誇りある豊かさ」「基地は沖縄経済発展の阻害要因」「魂の飢餓感」「ウチ
ナーンチュ、ウシェーティナイビランドー(沖縄の人をないがしろにしてはいけま
せんよ)」「ヌチカジリ、チバラナーヤーサイ(命の限り頑張りましょう)」「ウチ
ナーンチュが心を一つにして闘うときには、お前(次男・雄治さん)が想像するよ
りもはるかに大きな力になる」
それは、県民を鼓舞する「言葉」であるとともに、本土の民意への問いかけで
あったことを、本土の私たちは片時も忘れてはならない。
玉城デニーさんを知事に押し上げた沖縄の民意に、今度は本土の私たちが応え
る番だ。(2018年9月30日・玉城デニーさんの当選確実を受けて)
※毛利孝雄さんの講演会 11月5日(月)
「沖縄と今後の闘い−土砂運搬阻止の闘い」
日 時:11月5日(月)19時より21時
お 話:毛利孝雄さん(沖縄大学地域研究所特別研究員)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■3.<原発事故集団訴訟>夢見た帰還、厳しい現実 「原発は罪作りだ」
| 「孤独や不安に耐えて生活」原告訴え…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報4つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.<原発事故集団訴訟>夢見た帰還、厳しい現実 「原発は罪作りだ」
「孤独や不安に耐えて生活」原告訴え
10/2(火)10:43配信「河北新報」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181002-00000010-khks-soci
2.<東電公判>「20m防潮堤なら津波被害低減」東北大教授
10/2(火)19:08配信「毎日新聞」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181002-00000060-mai-soci
3.東電福島第一原発事故強制起訴公判 16日に武藤元副社長から被告人質問
10/2(火)18:34配信「産経新聞」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181002-00000628-san-soci
4.説明不備に「不満」噴出 トリチウム含む処理水巡り東京電力へ
10/2(火)10:36配信「福島民友新聞」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181002-00010005-minyu-l07
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┗■4.新聞より3つ
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福島原発事故の裁判を伝える19日社会面「福島事故 双葉病院 元看護師証言」
(注)を読んだ。トイレにも行けず、身動きが取れない避難用バスは人々の尊厳を
奪った。そのまま絶命する人。到着先で亡くなる人。最後に残った患者らの避難
先は、なんと公園だったという。
避難患者338人中、44人が死亡したという。元看護師たちの無念は計り知れない。
患者が亡くなった理由を問う指定弁護士の質問に、元看護師は「治療ができなか
ったから」と答えたという。法定で聞いていた東電元会長の勝俣恒久氏ら3人の
被告に、「自責の念」を求めることは無理なのだろうか。
私の住む茨城県では、11月で稼働40年を超える東海第二原発が延長稼働を目指
している。同原発の周囲5キロ圏内には病院と老人施設が計11ある。事故が起き
れば双葉病院の地獄絵が再現される。原発推進者はどう考えているのか。
裁かれているのは元東電幹部だけではない。再稼働を目指す人々の人間として
の心が問われているのだ。(9月29日東京新聞朝刊5面「発言」より)
※(注)関係記事
福島事故後44人死亡 双葉病院
「もっと生きられたのに」避難バス 高齢者ら次々息絶え
東電元幹部ら公判 元看護師証言 (9月19日東京新聞朝刊31面より見出し)
詳しくはこちらを
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201809/CK2018091902000133.html
◆横須賀に原子力空母10年「母港化反対」デモ 市民団体など訴え
原子力空母が米海軍横須賀基地に配備されて先月で10年を迎えたのに合わせ、
神奈川平和運動センターなどは1日夜、横須賀市で配備の撤回を求めるデモ行進
を行った。市民団体や労働組合などが参加し、「空母の母港化反対」と声を上げ
ながら基地周辺を歩いた。
デモに先立ち、ヴェルニー公園(汐入町)で主催者らがスピーチする集会が開か
れた。
市民団体「ヨコスカ平和船団」の新倉裕史さんは、横須賀が拠点のイージス艦
による事故が昨年相次ぎ、計17人の乗組員が死亡したことに触れた。
横須賀では修理が終わったらすぐに実戦配備される状態が続いているといい、
「原因は兵士の訓練不足や過労。空母ではこれまで幸い大きな事故はなかったが、
明日起きないことの保証にはならない。多くの市民の理解を得て反対していきた
い」と訴えた。 (10月3日東京新聞「神奈川版」より)
◆大分地裁仮処分認めず 県民の不安、解消せず
大分県内の住民4人が、四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転差し止
めを求めた仮処分について、大分地裁は28日、却下する決定をした。伊方原発は
大分県から最短距離で45kmの対岸にあり、県民の多くが抱える不安は解消され
ないままだった。(中略)
原発の再稼働に賛成は32%、反対は63%。“社会通念”を強調するなら、司法
は原発の再稼働にストップをかけるべきだろう。
(9月29日大分合同新聞朝刊より抜粋)
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