たんぽぽ舎です。【TMM:No3452】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3452】

2018年9月4日(火)地震原発事故情報−

               4つの情報をお知らせします

               転送歓迎

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★1.トリチウム含有汚染水の海洋放出に反対!が噴出、賛成は皆無

   政府・規制委員会・東電の意図は莫大な量のトリチウムと共に

  取り切れなかった莫大な量の他の放射性物質も同時に海洋放出すること

         渡辺悦司 (市民と科学者の内部被曝問題研究会会員)

★2.9月拡大アメーバデモにご参加ください

   9月9日(日)−10日(月)と9月20日(木)−21日(金)の2回

             原発うごかすな!実行委員会@関西・福井

★3.古賀茂明「『放射性物質を海に流す』

  安倍政権の方針は7年前から決まっていた」…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                  黒木和也 (宮崎県在住)

★4.新聞・配信より2つ

  ◆デタラメ原発再稼働    鎌田 慧(ルポライター

         (9月4日東京新聞朝刊23面「本音のコラム」より)

  ◆福島原発作業員を労災認定 被ばく5例目、肺がんは初

       (9月4日18時47分共同通信より見出しのみ)

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※明日です! 9/5(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

  日本原電本店抗議行動

 日時:9月5日(水)17:00より17:45

 場所:日本原電本店前(都営新宿線「小川町」駅B6出口より2分)

 共催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

  とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会

2.「第60回東電本店合同抗議」東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:9月5日(水)18:30より19:45

 場 所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか131団体

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※9/10(月)学習会にご参加を!

 「グローバル資本主義を乗り越える日本の食料・農業政策」

   新ちょぼゼミシリーズ16回

 講 師:安田節子さん (日本有機農業研究会理事ほか)

日 時:9月10日(月)18時から21時 (安田さんの話は19時から)

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

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┗■1.トリチウム含有汚染水の海洋放出に反対!が噴出、賛成は皆無

 |  政府・規制委員会・東電の意図は莫大な量のトリチウムと共に

|  取り切れなかった莫大な量の他の放射性物質も同時に海洋放出すること

 └──── 渡辺悦司 (市民と科学者の内部被曝問題研究会会員)

 8月30・31日のトリチウム含有汚染水の海洋放出をめぐる政府の公聴会では、

賛成論は1人だけで、反対が噴出しました。

 河北新報オンライン(9月1日)は以下のように伝えています。

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180901_61016.html

 同紙は、31日公聴会を、「『海洋放出』への賛成は皆無で、結論を急ぐ政府や

東電への不信感が噴出した」と評価しています。

 これは、内部被曝問題研究会やその他多くの市民団体に結集した多くの方々の

努力の成果だと確信しますし、大いに勇気づけられます。

 トリチウム以外の残留放射性物質では、濃度が発表された、ストロンチウム

90とヨウ素129の量が「半端ない」ように感じます(朝日新聞8月21日)。

https://digital.asahi.com/articles/ASL8N4CR7L8NUGTB004.html?

_requesturl=articles%2FASL8N4CR7L8NUGTB004.html&rm=350

(1)ストロンチウム90―福島第一原発事故大気中放出量の1000分の1程度

 暫定的な計算ですが(チェックお願いします)、新聞発表通り141Bq/Lの濃度だ

と仮定すると、溜まっている汚染水およそ100万トン(10億リットル)に対しては、

1410億Bq(1.41×10の11乗すなわち0.141テラBq[テラ−10の12乗])となります。

 ストロンチウム90の福島第一原発事故による大気中放出量は、政府推計で1.4×

10の14乗Bq(0.14ペタBq[ペタ−10の15乗])ですから、その1000分の1程度を、

今回放出しようというわけです。

(2)ストロンチウム90の未回収率を計算―6万分の1が残存

 事故時の汚染水中へのストロンチウム放出量は、元気象研の青山道夫氏の推計

で、8.352ペタBqほどです。

 このあたりの論点は、私どもの「福島事故による放射能放出量はチェルノブイ

リの2倍以上―福島第一原発事故による放射性物質の放出量に関する最近の研究

動向が示すもの」(2014年)をご覧下さい。http://blog.acsir.org/?eid=29

 すなわち、事故当時の汚染水がすでに全て処理されたと仮定すると、およそ6

万分の1が取り切れずに残っていることになります。

(3)セシウムも残留しているのでは?小型核爆弾級の放出?

 セシウム137の残留分についてはデータを見つけ出せてません。

 セシウム137についてもストロンチウム90とほぼ同じ未回収率だと仮定すると、

汚染水中への放出量140ペタBq(青山氏推計)の6万分の1として、およそ2.3テ

ラBqが残留していることになります。

 つまり、今、核大国が開発を競っている「使える」小型核爆弾がもたらす程度

の「死の灰」が十分含まれている可能性があるわけです。

 「小型核」より出力の大きい広島型原爆の放出量でも、セシウム137で89テラ

Bq、ストロンチウム90で58テラBqですから、それぞれ2.3テラBq、0.14テラBqもあ

れば、十分比較可能といえます。

(4)ヨウ素129―チェルノブイリ事故の全放出量程度

 ヨウ素129は、62Bq/Lと公表されていますから、100万トンに対しては、およそ

620億Bqとなります。

 驚くべきことに、これは、チェルノブイリ事故でのヨウ素129放出量(0.

000081ペタBqすなわち810億Bq)に、ほぼ匹敵します。

 この数字は、UNSCEAR2000年報告書付属書JのTable1にありますので、ぜ

ひご確認ください。

http://www.unscear.org/docs/publications/2000/UNSCEAR_2000_Annex-J.pdf

 ヨウ素129は、半減期が1570万年と極めて長く、非常に危険な放射性物質です。

 つまり、莫大な量のトリチウムと合わせて、ALPSで取り切れなかった莫大

な量の放射性物質をも、同時に海洋放出するのが、政府・規制委員会・東電の意

図というほかありません。

 汚染水の海洋投棄には、政府・東電の2重の危険な意図と2重の客観的な危険

性があると、評価しなければなりません。

 東電・政府・規制庁に対して、トリチウム以外のデータも明らかにさせなけれ

ばなりません。

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┗■2.9月拡大アメーバデモにご参加ください

 |  9月9日(日)−10日(月)と9月20日(木)−21日(金)の2回

 └──── 原発うごかすな!実行委員会@関西・福井

原発再稼働阻止、原発全廃のためにご奮闘の皆様

 8月31日(金)、高浜原発4号機が点検を終え、関電は度重なるトラブルにもか

かわらず、再々稼働をしました。

 時折強い雨の降る中、緊急の呼びかけでしたが、「8.31高浜原発抗議行動」に

兵庫、大阪、京都、滋賀、福井から50名の方が駆け付け、高浜原発北ゲート前で、

参加者一人一人が怒りの声を上げ、反原発の歌を皆で歌いながら、4時間の抗議

行動を続けました。

 去る7月18日に公開質問状を3町長に手渡し、8月10日と8月17日に原発立地

3町長から「原発の現状と将来」に関する貴重な公開質問状の回答を得ました。

 これは、地元の住民の方はもとより、関西一円の住民に対する回答と受け止め、

私達は公開質問状の回答をチラシにして、広く若狭や滋賀北部などにも配布し、

住民の方に、今後の原発のあり方、原発のない町づくりをお考えいただく端緒に

したいと思います。

つきましては以下の要領で拡大アメーバデモを実施します。

日帰りの方も歓迎です。奮ってご参加ください。

○9月9日(日)−10日(月)

 9日(日)はおおい町「うみんぴあ」に昼食を済ませて12:30にお集まりください。

 10日(月)は美浜町「五湖の駅」に10時半にお集まりください。

○9月20日(木)−21日(金)

 20日(木)10時30分にJR新旭駅前観光物産プラザ駐車場にお集まりください。

 21日(金)小浜町まちの駅「旭座」に、10時30分にお集まりください。

主催:原発うごかすな!実行委員会@関西・福井

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┗■3.古賀茂明「『放射性物質を海に流す』

 | 安倍政権の方針は7年前から決まっていた」…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.古賀茂明「『放射性物質を海に流す』

  安倍政権の方針は7年前から決まっていた」

  9/3(月)7:00配信「AERA dot.」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180902-00000007-sasahi-pol

2.太陽光発電、九電が停止要求の可能性 原発再稼働も一因

  9/3(月)7:34配信「朝日新聞デジタル

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180903-00000006-asahi-soci

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┗■4.新聞・配信より2つ

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 ◆デタラメ原発再稼働    鎌田 慧(ルポライター

 首都圏の原発として、福島(第一原発)事故後、不安視されている茨城県・東海

第二原発の再稼働にたいして、水戸市議会などから批判が高まっている。

 この原発は40年前の1978年11月、国内初の大型原発として営業運転をはじめた。

すでに40年もたった「老朽原発」なのに、あと20年も稼働させる、という。

 なにしろ、東京まで100キロ、30キロ圏内に96万人も住む地域に、原発ばかりか、

もっとも危険な使用済み核燃料再処理工場も建設された。

 そのときは「原子力村」が自慢だった。事故が発生したら逃げ場がない、とは

考えられなかった。

 もともと、30年運転が前提の設計だった。地盤も弱い。フクシマ(東電福島第一

原発)事故当時、やはり、津波で浸水、非常用発電機が1台喪失、必死の手動で冷

温停止まで3日半もかかった。多重防御装置もなく原子炉も電気ケーブルも劣化

が進んでいる。

 専門家からは、原子力プラントの建屋など基本設計を抜本的に再検討すべきだ、

と指摘されている。すぐ隣にある再処理工場には、不安定で、猛毒の高レベル放

射性廃液が大量に残され、どちらかが事故を起こしたら一蓮托生。首都壊滅とな

りかねない。

 国有化同然の東電から資金援助をうけて再稼働しようといういい加減さ。

 東電株主第五位の東京都に、そんな危険な無駄な投資はやめさせよう。

       (9月4日東京新聞朝刊23面「本音のコラム」より)

 ◆福島原発作業員を労災認定 被ばく5例目、肺がんは初

    (9月4日18時47分共同通信より見出しのみ)

 詳しくはこちらを

https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0904/kyo_180904_9563623054.html

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