たんぽぽ舎です。【TMM:No3447】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3447】

2018年8月29日(水)地震原発事故情報−

               5つの情報をお知らせします

               転送歓迎

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★1.東海第2原発の探訪記 「歩く見る聞く 37」(2018年8月27日)(上)

   東海第2原発は40年制限ルールに則って再稼働せずに廃炉にすべきだ

    田中洋一 (埼玉県在住)

★2.処理水処分、新たな局面へ 福島第一原発、初の公聴会で議論…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

   黒木和也 (宮崎県在住)

★3.行った、見た、聞いた 朝鮮民主主義人民共和国

   報告その2 失敗談あれこれ  渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)

★4.メルマガ読者からのイベント案内3つ

         (お問い合わせは主催者へ)

  ◆9/8(土)学習講演会 再稼働迫る東海第二原発

           −首都圏を危険にさらしていいのか?−

   講師:山崎久隆氏(たんぽぽ舎)場所:小田原市谷津公民館

  ◆9/30(日)とめよう!首都圏の老朽原発=東海第二原発

   原子力の「メッカ」東海村前村長・村上達也さんに聞く

   会場:エポックなかはら7階大会議室

  ◆11/3安定ヨウ素剤配布会のご案内

   会場:ひらの亀戸ひまわり診療所

   主催:安定ヨウ素剤自主配布プロジェクト in 東京東部

★5.新聞より1つ

  ◆「東海第二再稼働反対」声明 原子力市民委「首都圏全体の問題」

             (8月29日東京新聞「茨城」より抜粋)

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※9/1(土)東海第二原発再稼働STOP!茨城県大集会へご参加を!

 日時:9月1日(土)13:30より15:10(開場12:30)

          15:30〜16:10アピール行動(デモ)

 会場:駿優教育会館(8F音楽ホール)水戸市三の丸(JR水戸駅北口3分)

 主催:東海第二原発再稼働STOP!!茨城県大集会実行委員会

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※9/5(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

日本原電本店抗議行動

 日時:9月5日(水)17:00より17:45

 場所:日本原電本店前(都営新宿線「小川町」駅B6出口より2分)

 共催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

  とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会

2.「第60回東電本店合同抗議」東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:9月5日(水)18:30より19:45

 場 所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

   「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか131団体

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┗■1.東海第2原発の探訪記「歩く見る聞く 37」(2018年8月27日)(上)

 |  東海第2原発は40年制限ルールに則って再稼働せずに廃炉にすべきだ

 └──── 田中洋一 (埼玉県在住) tanaka@wb3.so-net.ne.jp

◎ 61年前のこの日、初めて日本に原子の火がともる。場所は茨城県東部にある

東海村の日本原子力研究所(原研)の研究用原子炉。核分裂が継続して起きる臨

界状態がついに生まれた。日本の原子力開発がここに始まり、同時に、一寒村は

変貌する。

 かつてクロマツの砂防林が広がっていた村の太平洋岸を、今は国道245号沿いに

原子力関係の主な施設が立ち並ぶ。原研の後継に当たる日本原子力科学研究所を

真ん中に、その北に東海第2原発日本原子力発電)、南に核燃料サイクル工学

研究所が占める。

 常磐線が通る村の中央から東の原子力施設に至る主な道路に名前がついている。

村役場の前を通り、原研の前に出る目抜き通りは原研通り。東海第2原発廃炉

作業中の東海原発に出る原電通り、再処理施設に至るのは動燃通り、と分かり易

い。動燃というのは再編前の動力炉・核燃料開発事業団の略称だ。

         ×       ×

◎ 今月中旬に東海村を訪れた。日本原電の東海第2は今年11月に営業運転を始

めて40年になる老朽原発なので、3・11後に改められた原子炉等規制法の40年制

限ルールに則って再稼働せずに廃炉にすべきだと私は考える。阿部功志・東海村

議のご案内で一帯を回った。東海第2の安全性は原発それ自体の問題に加えて、

周囲の原子力施設との複合性を併せ考えなければいけない、との印象を強くした。

 東海第2の敷地には展示広報館があり、誰でも入れる。マリンブルーが映える

原発建屋の撮影を始めるや、ガードマンが近づいてくる。「発電所を見上げて撮

るのは構わないが、街路樹より低いところは撮影しないで」と注意された。狙い

がよく分からない。

 国道245号を南下し、原子力科学研究所の正門前で車から降りてカメラを構えた

ら、またガードマン。「原子力施設だから写真撮影は禁じられています」。そん

なばかな。敷地の外から何をどう撮ろうと、ケチをつけられる筋合いはない。な

ぜか撮影には過敏だ。

 原研の南に核燃料サイクル工学研究所があり、その敷地の北の境界に沿って海

岸に向かう。軽車両でもすれ違えないほど狭い道で海岸に近づくと、川幅数mの

新川を挟んで建屋が現われる。この中に東海再処理施設がある。「3・11では津

波が新川を遡上しました」と阿部さん。

 東海再処理施設は1981年に本格運転を始め、施設廃止の認可を今年受けた。廃

炉作業中の新型転換炉ふげんや他の原発の使用済み核燃料を保管している。解体

が終わるまでに70年もかかる。

 この再処理施設が特に怖いのは、高レベル放射性物質が廃液として残っている

点だ。東海村を訪ねた翌週、東海再処理施設の廃止計画について知る機会があっ

た。茨城県原子力安全対策委員会があり、再処理施設の責任者が県当局に説明

する場面を傍聴した。

 再処理工程の概要は、使用済み核燃料を裁断・溶解し、最終的にウラン酸化物

プルトニウム−ウラン混合酸化物の粉末を取り出す。当面の10年間で最大の課

題は、溜まった高レベル放射性廃液を安全に管理しつつ、扱い易いガラス体に固

化する作業だ。東海村によれば、貯蔵している高レベル廃液は今年6月現在で約

340立方mある。ガラス固化体は309本で、10年後には約880本に増える。

 県安全対策委に提出した工程表には、10数年後に「ガラス固化完了」「固化体

搬出」とある。最終処分地に運び出す意味で、センター長は「NUMOが平成

40年代の後半で処分地を決める」とあっさり説明した。

 私は、候補地のメドすら立っていないのに、と声を上げそうになった。砂上の

楼閣が透けて見えた。 (下)に続く

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┗■2.処理水処分、新たな局面へ 福島第一原発、初の公聴会で議論…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.処理水処分、新たな局面へ 福島第一原発、初の公聴会で議論

  8/28(火)17:16配信「福島民友新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180828-00010015-minyu-l07

2.<点検 避難計画>策定未定の水戸市 避難所すら確保できず

  8月28日東京新聞【茨城】

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201808/CK2018082802000175.html

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┗■3.行った、見た、聞いた 朝鮮民主主義人民共和国

 |  報告その2 失敗談あれこれ

 └──── 渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)

〇40年ぶりの海外旅行、いろいろありました

 *今回の旅行関係の書類がどっさり自宅に届いたのだけれど意味が分からない

し、ハングルの書類まである。不安なので一切合切持って成田空港へ。

 まず「ビザって何?」から始まった私。そのため、搭乗する時も、税関を通る

時も、書類を全部広げて同行者にいちいち教えてもらう始末。皆さんにはえらい

迷惑をかけてしまいました。

 *時差があった

 瀋陽のホテルに着いた(日本の制裁で中国経由でなければ朝鮮には入れない)翌

朝、朝食は朝7時半という約束だったので、食堂に行きました。

 ドアを開けたら大忙しのお姉さんがシッ、シッとは言わないけれど、そんな感

じで追い出されました。そう、時差などという事、全く頭になかったのですよ。

1時間早かったのだ。

 *平壌ホテルでの買い物

 「ドル?元?円?」と聞かれ「ドル」と答えたら電卓を私に見せてくれました。

そこには「105」と。なので105ドルを渡したら、手を振っていやいやをする。

 「へ?」どうしても受け取ってくれないのです。

 困っていたら、ガイドの人が飛んできてくれました。正しくは10.5ドルだった

のですね。彼女も困ったと思う、景気よく定価の10倍の105ドルを出そうとしたの

ですから。

 *洗濯物

 洗濯物が溜まったので頼もうと思ったのですが、その方法が分からない。その

ため、女性スタッフに洗濯板でゴシゴシこすり、干すジェスチャーをしてみまし

た。ジッと見つめて考え込む彼女。やおら、にっこり笑って「キー」と言うので、

渡したら、私の部屋はこの4階ではなくて5階だというジェスチャー

 それも大笑いしながら。仕方ないので「ハンサ(有難うという意味)」と言って、

むなしく5階へ。ゴシゴシという洗い方は日本独自のもののようですね。

 *トイレットペーパー

・レストランには私の経験の限りではありませんでした。日本のつもりでふと見

たら、ない!本当に焦りました。たまたまポシェットをぶら下げていたので助か

りました。

・ホテル備え付きのペーパーはとてもしっかりしていました。

 日本だとクルクル何枚も重ねて使用しますが、その必要なし。

 *シャンプー?ボディシャンプー?リンス?

 ハングルなので分からない。仕方がないので髪は固形せっけんで洗いました。

 *お腹がひっくり返った

 帰りは、平壌から瀋陽まで10時間の列車の旅という何とも情緒ある計画。出発

前から楽しみにしていたのに、お腹が大変な事になってしまいました。寒気がし

て、毛布を2枚かぶってひたすら眠り続け。

 これは海外へ行くとよくある話だそうです。同行者も多かれ少なかれ同じ状態

だったようです。

 *部屋の灯りのつけ方が分からない

 お腹グチャグチャのまま瀋陽に戻ってホテルへ。けれど、灯りの点け方が分か

らない。仕方ないので真っ暗な中を手探りで移動。パジャマも探せずそのまま、

就寝。

〇 いろいろありましたが、楽しかったです。けれど71歳のこの身、もう海外へ

行くことはないだろうなあ…。

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┗■4.メルマガ読者からのイベント案内

 |        (お問い合わせは主催者へ)

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 ◆9/8(土)学習講演会 再稼働迫る東海第二原発

  −首都圏を危険にさらしていいのか?−

 日 時:9月8日(土)14:00より16:30

 講 師:山崎久隆氏(たんぽぽ舎)

 場 所:小田原市谷津公民館(小田原駅西口より徒歩6分)

 主 催:さよなら原発小田原

 連絡先:keiji-ko@jcom.zaq.ne.jp (090-6709-9771)

 資料代:300円

 ◆9/30(日)とめよう!首都圏の老朽原発=東海第二原発

  原子力の「メッカ」東海村前村長・村上達也さんに聞く

日 時:9月30日(日)13:15開場〜16:30閉会

会 場:エポックなかはら7階大会議室(JR南武線武蔵中原駅から3分

講 演:村上達也さん(前・東海村村長)

主 催:「脱原発かわさき市民」

連絡先:090-2209-9730瀬川 080-3494-2411木瀬

資料代:500円(事前申し込みいただければありがたいです)

 東京から約100kmしか離れていない東海第二原発。今年の11月で建設40年、法律

で「原発の運転は40年」となっているのに、運営する日本原電(株)は、その例外

として、「20年の延長」を申請しています。

 この原発の30km以内には96万人の住民が暮らしており、過酷事故が発生すれば、

避難もできません。

 そして首都圏の私たちも重大な被ばくは必至です。

 東海村村長として、1999年9月30日に起ったJCO臨界事故(2名死亡、666人

が被ばく)、2011年3月11日の東日本大震災を経験された村上さんから、当時の

想いと行動などのお話をお聞きします。

 ◆11/3安定ヨウ素剤配布会のご案内

日 時:11月3日(土・休)午前の部10:30より 午後の部13:30より

会 場:ひらの亀戸ひまわり診療所(JR亀戸駅より徒歩5分)

対象者:錠剤を飲むことができる方

お申し込み:9月30日(日)までに下記宛先にご連絡ください。

      問診票にご記入いただきます。

    Fax 03-3636-1033

    メール youso.project.tobu@gmail.com

主 催:安定ヨウ素剤自主配布プロジェクト in 東京東部

東京の東部では初の開催となります。各地で原発が再稼働しようとしている今、

万一の事故に備えて各家庭で常備し、放射性ヨウ素による放射能被曝を防ぐ必要

があると考えます。ぜひこの機会をご利用ください。

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┗■5.新聞より1つ

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 ◆「東海第二再稼働反対」声明 原子力市民委「首都圏全体の問題」

 東海村日本原子力発電(原電)東海第二原発について、脱原発を掲げる学者

や市民団体メンバーらでつくる「原子力市民委員会」(座長・大島堅一龍谷大教

授)は28日、再稼働をやめるべき理由などを列挙した声明を発表、ホームページ

で公開した。

 座長代理で国際環境NGO「FoE Japan」事務局長の満田夏花さんは

「首都圏全体の問題なので、多くの人に読んでほしい」と呼び掛ける。

 声明は、技術的な危険性▽経理的基礎▽避難の困難さ▽電力需給▽地元の事前

了解−の5つの柱で構成。計18項目にわたって、東海第二が抱える問題点を記し

ている。

 声明で特に問題視しているのが、原電の経営体力を示す経理的基礎だ。原電は

再稼働に必要な工事費を自力で捻出できないため、東京電力などに保証人になっ

てもらい、金融機関から借りる計画を立てている。

 原子力規制委員会は計画を認めたが、声明では東海第二が稼働していたころの

収益からみて、再稼働により売電しても「工事費が回収されるとは考えにくい」

と指摘。資産にも疑わしい点があり、債務超過に陥る恐れがあるとしている。

 また、東海第二が福島第一と同じ沸騰水型の被災原発で老朽化が進んでいるこ

とや、周辺の原子力関連施設との複合事故の観点からも再稼働すべきではないと

結論づけている。(後略) (8月29日東京新聞「茨城」より抜粋)

詳しくはこちらを

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201808/CK2018082902000173.html

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