たんぽぽ舎です。【TMM:No3422】
6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.東海第二原発の再稼働審査を問う!
首都圏に最も近い老朽・被災原発を動かすな 報告
木村雅英 (再稼働阻止全国ネットワーク)
(まるで宗教団体のように「安全」をとなえるばかり)!
池田俊一 (脱原発かわさき市民)
★3.7・31火星が15年ぶりに大接近!
地球より進化した高等生物いても不思議でない星「LHS 1140b」とは?
警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その257
島村英紀(地球物理学者)
★4.原発テロ対策、敦賀に大型巡視船 海保が2隻配備へ・・・他
メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★5.原告の苦痛、立証ヤマ場−自主避難にも「適切賠償を」…
メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)
金子 通 (たんぽぽ舎会員)
★6.新聞より1つ
◆原発避難先3割 危険区域 69施設 土砂災害・浸水の恐れ
(7月21日東京新聞夕刊1面より)
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※7/30(月)川崎陽子さん学習会のご案内
『環境・脱原発先進国ドイツと日本とは何が違うのか』
講 師:川崎陽子(かわさきようこ)さん
欧州(ドイツ語圏)在住環境ジャーナリスト
日時:7月30日(月)18時より21時 開場17時30分
会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円 (学生400円)
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※8/1(水)2つの抗議行動にご参加を!
1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!
日本原電本店抗議行動
日時:8月1日(水)17:00より17:45
場所:日本原電本店前(都営新宿線「小川町」駅B6出口より2分)
共催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549
とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会
2.「第59回東電本店合同抗議」東電は福島第一原発事故の責任をとれ!
日時:8月1日(水)18:30より19:45 場所:東京電力本店前
呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947
「たんぽぽ舎」 03-3238-9035
賛 同:東電株主代表訴訟ほか130団体
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┗■1.東海第二原発の再稼働審査を問う!
| 首都圏に最も近い老朽・被災原発を動かすな 報告
└──── 木村雅英 (再稼働阻止全国ネットワーク)
去る7月13日に院内ヒアリング集会を実施したので結果を報告する。
まず、配付資料などの説明の後、質問文作成者から短時間で概要説明を
した。
数分の休憩後14時から原子力規制庁から11名(中座を含めると14名)が
入室、質問に対する回答と追及を逐次行った。
原子力規制庁が、2時間に渡って個々の質問に対して現在の審査の状況
を説明・回答した。が、残念ながら「しっかり審査したからこれで大丈夫、
ご安心を」という説明では全く無かった。逆に、安全・安心の確信もなく
事業者(日本原電)の説明を鵜呑みにして無理に「合格」を出したあるい
はこれから出す、そんな回答であった。
炉心安定・原子炉停止は日本原電任せで安心できない、ケーブルの難燃
化率は日本原電説明で52%(全長1400kmのうちの「安全系」400kmの中の
比率)、ブローアウトパネルの次の加振試験は非公開、津波が来ても船舶
漂流はしないと判断(日本原電説明)、近くの東海再処理工場の事故を全
く想定していない、透明性重視と言いながら工事計画耐震審査で裕度を
「黒枠・白抜き」との指摘に無回答、「経理的基礎」について審査書では
「経理的基礎に係る規定に関する審査結果は、別途とりまとめる」として
おりパブコメ対象から除外、などが明らかになった。
また、炉規法に基づき総ての原発の審査は独立で行っていることが判明、
(吉田所長以下の1−4号機の制御に苦労し失敗した)イチエフ事故教訓
を全く生かさずに、複合機の稼働とそのトラブルについては何ら考慮せず
に審査していることを発見した。
すでにこの動画が次にアップされているので詳細はこちらをご覧願います。
https://www.youtube.com/watch?v=jVStojGcOSE
◇ヒアリング結果の概要
1 炉心安定性と原子炉停止問題
沸騰水型軽水炉は出力が不安定にあり出力発振現象の発生可能性を質疑。
規制委は原子炉制御について日本原電の説明を回答するのみ。また、水位
計を6個に増やしているがその扱いを含めてほとんどの対応がマニュアル
処理(パッシブ処理は一部)であり、安心できるものではない。
お湯を沸かして発電するために、何ゆえにこれほど難しい制御をして核
分裂反応を起こさないといけないのか?
2 ケーブル火災について
「高エネルギー・アーク損傷火災」対策として電気盤の改善を原子力規
制庁が指示。難燃性能が必要と認識。防火シートを巻く複合体の逆効果に
ついての指摘には答えず、「検知器と自動消火装置を付ける」との回答だ
が具体性ゼロ。東電の新座でのケーブル火災事故を見ても、危険性が大き
いOFケーブルの使用はやめるべきなのに、「安全系でないから」と放置
する態度。
OFケーブルを他の川内・玄海・大飯・高浜・美浜・伊方で使用し続け
ていることも明らかになった。ケーブルの難燃化率については、日本原電
が言っている「52%」を繰り返した。実際には、全長1400kmのうちの「安
全系」400kmの中での比率に過ぎず、ケーブル全体の中での難燃化率は40%
に過ぎず、残りは何もしないか、防火シートで誤魔化す計画。
3 ブローアウトパネルと加振試験問題
ブローアウトパネルについて、加振試験で不具合が出たので日本原電が
閂(かんぬき)追加など設計変更をしているが、これは性能要求をしている
設置変更許可に遡るものではない。次のブローアウトパネルの加振試験(7
月下旬予定)は規制委員が行く予定がないので非公開。
7月10日の審査会合に提出された原電の「改良案」は、肝心の閂の構造を
示す図は、白塗りとされ、規制庁側でさえ「これが、営業秘密なのか」と
疑問を呈される始末だが、「白塗りを改めて出しなおせ」とは言わず。
4 津波による漂流物の問題
東日本大震災では大型貨物船の船首が岸壁に乗り上げた。東海第二につ
いては、日立港と常陸那珂港に津波が押し寄せる、原発サイトに津波が来
ても耐えられることを日本原電が確認。「船舶は緊急に離岸するようにな
っているから問題ない」と言うが、どのように各船舶に連絡するかは未検
討。「大きな漂流物は、東海第二には到達しない事をシミュレーションで
確認している。「もし、小さな漁船などが流されてきても、防潮壁などは
耐えられる」と言うが、具体的なデータは示されず。
5 東海第二原発の安全性にとって東海再処理工場の事故からの影響を考
慮することは必須課題。
ところが、東海第二の審査で核のゴミで一杯の再処理工場は考慮外、東
海原発とは敷地を共有している為に考慮。
炉規法に基づき総ての原発の審査は施設ごとに独立で行っていることが
判明。「新規制基準」では、立地のみならず審査においても、イチエフ事
故収束(爆発回避)の為の吉田所長以下の1〜4号機の制御の苦労の教訓
が全く生かさていないことが判明。
6 「爆発」事故発生のきっかけの一つとして津波
再処理工場の「重大事故等発生」は規定も想定もしていない。東海原発
の火災発生については敷地を共有しているので検討している。
7 審査情報公開
原子力規制委員会としては審査書類の公開など透明性を配慮と回答。し
かしながら、審査会合の中継打ち切りと一週間後の公開、耐震評価で「裕
度」計算結果を「黒枠・白抜き」など、「営業機密」を口実に重要な結果
を公開しないことを追及。
8 前回までの質問・回答への追加質問
時間切れで、駆け足の回答。
(1)耐震評価を工事計画審査で開始。モデル検証も予測も不確かで不合
格と指摘。
(2)経理的基礎の審査に関して、東電は審査対象ではない、日本原電へ
の資金支援について監督する東電について経産省に説明を求めている、パ
ブコメは技術的内容を意見聴取で「経理的基礎」はパブコメ対象外。銀行
から長期借り入れもできない日本原電に経理的基礎は無い、気にせずにど
(3)周辺の核のゴミは審査で考慮、プルトニウムは原子力委員会が担当。
(4)運転延長は審査中(原子炉圧力容器、炉心領域の母材及び溶接部、
低サイクル疲労、中性子照射脆化、照射誘起型応力腐食割れ、相ステンレ
ス鋼の熱時効、電気・計装設備の絶縁低下、コンクリートの強度低下、鉄
骨の強度低下、他の劣化事象)。
(5)IAEA深層防護の考え方と「新規制基準」で第五層を除外してい
ることを認めたが、第5層を規制当局が規制することまではIAEAは求
めていないとの回答。まさに「新規制基準」は世界最低水準!」
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| (まるで宗教団体のように「安全」をとなえるばかり)!
└──── 池田俊一 (脱原発かわさき市民)
「再稼働阻止全国ネットワーク」と「とめよう!東海第二原発首都圏連
絡会」の共催!
規制庁からは14人・私たちの参加者は45人!
私たちの質問に相も変わらず誠意のない根拠薄弱の安全ですの繰り返し!
特にヒドかったのは地震津波の時、船は絶対取水口の方へ流れないとい
うもの!
またヒドいものは原発から2.7キロしか離れていない東海再処理工場(こ
こには高レベル廃液がいっぱいある!)は完全無視だ!
7月4日の合格審査は白紙撤回せよ!
インチキ規制委員会は即刻解散!
◆7月30日(月)16時より日本原電抗議合同街頭宣伝と署名活動です。
☆かながわ担当です!
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┗■3.7・31火星が15年ぶりに大接近!
| 地球より進化した高等生物いても不思議でない星「LHS 1140b」とは?
| 警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その257
└──── 島村英紀(地球物理学者)
◎ 火星が15年ぶりに大接近する。夜更けに南の空を見ると、低い位置に
4つの明るい星がある。いちばん東にある赤く輝いている星が火星、あと
火星は7月31日に5759万キロまで近づく。近づくにつれて輝きが増して
いてマイナス2.5等星の明るさをすでに超えた。ピークはマイナス2.8等星
の明るさになる。星空でも明るい方だ。
◎ 火星は地球と同じく、太陽の周りを回っている。地球のすぐ外側を回
っているので、地球からの距離は、最大ではいまより5倍も遠くなる。
火星では、一見、高等生物が作ったような「運河」が過去の大接近のと
きに発見された。また、かつて「火星人」の存在さえ想像されていた。
じつは火星も金星も地球も、同じ46億年前に小さな星屑が集まって作ら
れた。星屑は秒速数キロ以上という大変な速さで次々に衝突してきたの
で、表面の温度が上がって岩が溶け、マグマが表面全体をおおう「マグマ
オーシャン」になった。星屑に含まれていた氷や水は蒸発して厚い雲にな
って上空に漂った。
◎ その後、星屑が惑星に吸着されてなくなるにつれて温度が下がり、何
百年も雨が降り続いて、それぞれの惑星に、初めて海が出来た。そこまで
は三つの兄弟の星は同じ歴史をたどった。
しかし、その後の進路が運命を分けた。
◎ 火星は地球より1.5倍も太陽から遠いので太陽の熱を受けることが少な
く、他方、大きさが地球の半分しかない。このため地球よりもずっと早く
冷えてしまって、いまは二酸化炭素が凍ってドライアイスになるほどの低
温になってしまっている。
それゆえ、一時は生命があったとしても原始的な生物だけだということ
が分かった。
◎ 一方、地球よりも太陽に近い金星の表面温度は500度C。海は蒸発して
しまった。生物は住めない。太陽からの距離と大きさが兄弟の運命を分け
たのだ。
火星は太陽系の惑星のうちでは地球に環境が似ている。だが近年の科学
は、もっと環境が似ている星に関心が移った。
◎ 最近の話題は、太陽系外の生命体を探すためにいちばん期待されてい
る星が見つかったことだ。40光年先にある太陽系外惑星「LHS 1140b」が生
命存在に望ましいとされる「生命居住可能領域」にあることが分かった。
つまり地球と同じ温度と水の存在だ。
LHS 1140bが誕生したのは約50億年前、地球より約5億年早く形成された。
もし生物が生まれていれば、地球よりもずっと進化した高等生物がいても
不思議ではない。
◎ この星は土星や木星のようにガスでできた惑星ではなく、高密度の鉄
の核を持つ岩石質だろうと考えられている。直径は地球の約1.4倍で、質量
は地球の7倍前後だ。
地球より5億年古いと、プレートは地球のように動きまわらなくなって、
地震や火山噴火を起こさなくなっているのだろうか。
◎ いままでに確認されている太陽系外の惑星は3475個ある。だが「生命
居住可能領域」にある惑星はほんの一握りしか見つかっていない。
さて、地球外生命は見つかるのだろうか。
(島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/
「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より7月20日の記事)
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┗■4.原発テロ対策、敦賀に大型巡視船 海保が2隻配備へ・・・他
| メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
7/22(日) 7:46配信 福井新聞ONLINE
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180722-00010000-fukui-l18
2.震災後原子力関連ツイート続けた東大教授が自らに課した制約
7/22(日) 7:00配信 NEWS ポストセブン
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180722-00000001-pseven-soci
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┗■5.原告の苦痛、立証ヤマ場−自主避難にも「適切賠償を」…
| メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)
└──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)
◆原告の苦痛、立証ヤマ場−自主避難にも「適切賠償を」
東京電力福島第一原発事故で福島県から本県に避難した住民らが東電と
国に損害賠償を求め、2013年に新潟地裁に集団提訴してから23日で5年と
なった。
25日の次回口頭弁論で、原告が避難生活などの状況を語る本人尋問は終
了する予定となっており、裁判は大詰めを迎える。
原告らは東電と国の責任を認めた上で、原告の8割を占める自主避難者に
も「適切な賠償を求めたい」と訴えている。(中略)
17年1月には原告本人尋問が始まり、避難指示区域、区域外、福島県に
戻ったケースなどさまざまな住民が法廷で思いを語った。
「避難生活で家族にさみしい思いをさせて申し訳ない。事故前に戻りた
いと考え続けた7年間だった」。
6月の口頭弁論で、二本松市から自主避難し、新潟市で暮らす30代男性
が原発事故後の苦悩を語った。
本県の裁判は、原告の避難区域外からの自主避難者が多いのが特徴だ。
自主避難は合理的かどうかが主要な争点の一つになっている。遠藤達雄弁
護団長は「区域内と区域外の人の苦痛の内容は異なるが、両者とも大変な
損害が生じている」と強調する。
(7月23日「新潟日報」より抜粋。紙面のみでネット上に掲載なし)
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┗■6.新聞より1つ
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◆原発避難先3割 危険区域 69施設 土砂災害・浸水の恐れ
原発事故が起きた際に高齢者や障害者らが屋内退避する場所として原発
から主に10キロ圏に整備されている17道府県の257の放射線防護施設のうち、
3割近くの69施設が土砂災害警戒区域や浸水想定区域など危険な場所にあ
ることが21日、内閣府への取材で分かった。
原発事故と水害などの複合災害になる恐れもあるため、内閣府は「別の
施設に避難する計画を立てておくなどの対応が必要だ」としている。
超党派の国会議員でつくる「原発ゼロの会」は西日本豪雨で施設が被災
していないか調べるよう国に要望。内閣府が現在確認を進めている。
土砂災害警戒区域は崖崩れや土石流などの対策を行う区域で、都道府県
が指定。浸水想定区域は洪水や高潮で浸水が想定され、国や都道府県が指
定する。
内閣府によると、69施設は茨城、鹿児島など13道府県。土砂災害警戒区
域は54施設で、うち7施設はさらに危険な土砂災害特別警戒区域だった。
浸水想定区域と津波浸水想定区域は各9施設。一部の施設は、複数の危
険区域が重なるケースもある。屋内退避先として他に適切な場所がなかっ
たため、危険区域内の学校や病院などを放射線防護施設に指定したという。
多くの原発が立地する福井県には35の放射線防護施設があるが、半数近
い16施設が危険区域にあった。四国電力伊方原発がある愛媛県伊方町の10
施設のうち9施設が区域内だった。
14施設のうち10施設が該当した京都府の担当者は「危険区域内の施設で
も、屋内にとどまってもらう場合があるかもしれない。自然災害を想定し
て対応を考えるのは課題だ」と話した。
(7月21日東京新聞夕刊1面より)
np.co.jp/article/national/list/201807/CK2018072102000274.html
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